お久しぶりの比嘉姉妹シリーズ。短編集らしい。そか、真琴には旦那ができ たんだっけ。野崎くん。そして黒い手袋した凄腕退魔師のお姉ちゃんも登場。うん、怖いぞ。怪異現象もだけど、その元になるエピソードがしっかり恐ろしい感じ。手の平を引き裂かれて、腕も割けるとか。ああ、もう痛いし、それをただ一人の男に行う村人たちというシチュがもう暗黒でしょ。人が帰ってこない無人島は、昔はにぎわってたけど廃れた島というところが現実感ありすぎ。暗闇にいるもの、そして現実のように自分に語りかけてくるもの。これはちょっとミステリ的で、作者の技量ににやりとしたり。旅館で迷子になる話が今回一番好き。お金持ちの少女とともに旅館で迷子になるインチキ霊媒師。ここでは過去20年で7人が行方不明に。少女の吐く嘘がだんだん不気味に感じるようになる。そして実は少女が怪異。でもその怪異を憎めなくなるに至る霊媒師。すごい。タイトルは、料理教室の話だった。へー。それだけで読みたくなっちゃうよ。これもちょっと悲しい話だったな。全体通して、もう押しも押されぬ当世きってのホラー作家になったなあという印象。はい、おもしろかった。