この作家がこんなエッセイ書い てるんだと、すかさず手にとった。暗い部分を幻想的に、美しい文章で綴っていくイメージが強かっただんだけど。6つの案内された工場を描いていく。穴をあける、お菓子をつくる、ボートをつくる、大型乳母車をつくる、ガラス部品をつくる、鉛筆をつくる。どの話もつくる現場、つくる人たち、そして製品への素朴な賛美の言葉がなんと素敵なこと。やっぱ作家ってすげえなあ。ものをつくる機械たちへの言葉が特に。健気だとか、ただひたすらみたいに。偏見とは逆のところにある感受性だよな。モノができていく現場はあらためて素晴らしい。発想力と効率と、なにより人に喜んでもらいたいという気持ちがあふれでんばかり。だから自身には必要以上に厳しくなるのかもなあ。
鉛筆編でヘンリー・ソローが鉛筆の逸話で登場。お、うれしいな。この前、本読んだからわかった。おもしろかった。