26/07/18 森達也 「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔 | ptureのブログ

この本、すごいな。とある映像ディレクターがオウムへの社会の反応にひっかかりを覚え残された信徒たちのドキュメンタリーを撮る話。荒井浩って懐かしいな。気づきその1。俺もあまり意識してなかったけど、社会悪となった存在への集団的なしめだし。言い訳も何も許されない。オウムの教義を信じてる輩は悪である。反証は一切許さない。確かにおかしい。まるで中世暗黒時代の魔女裁判が横行していたころの民衆心理のよう。人という動物はそういうものなのかと変に納得してしまった。気づきその2。教祖や幹部が悪いことをしたことはわかっている。一方で教祖は真理を説いていて尊敬の念はゆるがないという信徒たち。ずっと、なぜ信じられるんだろうとこの本を読むまでわからなかった。なにかを求め、それに対する答えもしくはヒントを提示しているわけだ。作者の感性すごいなと感じてしまう。でも他にもそう感じた人はいただろうに。視聴率のためのマスコミが染めていった感もまた怖いよなあ。もちろん、今でもオウムは解散すべきだとは思ってるけど。おもしろかった。