3本目。全くテンション下がりません。休まる暇がない。蠱毒の中での戦いと、明治初期の不安な情勢が被さってくる。特に後者の方。なるほど、当時は省も長州とか薩摩とか派閥的なものがあったか。そりゃそうか。武家から即リセットなんてできないもんな。そうなってくると誰を信じてよいのかって緊張感がすごい。おお、中国というか清や台湾の最高の戦士がでてくるよ。みんな、キャラがよいなあ。強く、情に篤い。時々、各キャラを浮かび上がらせるエピソードが秀逸。それだけで立派な短編になりそうだよな。そして目玉。クライマックスの陸蒸気のシーンが熱い。当時は機関士は外人さんのみだったけど、前島密の秘密の司令により機関助士の日本人が独断で陸蒸気を走らせる。これで機関士となる夢が潰えるかもしれないのに。出発進行の掛け声にちと、うるっときてしまったよ。
まさかの秘密、京八流は実は一子相伝ではないだと。じゃあ幻刀斎と朧流はなんのため?ここで更にぶっこんできたな。ところで京八流の技のどれも想像できないのがちと悲しい。はい、おもしろかった。