26/06/02 橘玲 80’s エイティーズ ある80年代の物語 | ptureのブログ

こんなタイトルで200ページ弱だから、当時の、楽しく、ちょっとミーハーで軽薄っぽい内容かと思ったのに。そっちじゃなかった。バブルの初めの頃に小さな出版社にかろうじて拾ってもらった著者を描く。子供がいるのに、月収10万。雑誌の発行のために家に全く帰れない。作った雑誌は国会で青少年育成に害をもたらすとコテンパンにされる。時代の華々しい面よりも、70年代からの学生運動のもとになる思想みたいのが残り変化していく様を強く感じた。そして、オウム事件が語られる。あ、宝島のあの一連のムックをつくっていたのかあ。今でも家に何冊か残ってる。本が売れなくなっていく様もとてもリアル。バブル前後の、出版すれば必ず売れる時代からなんと変わってしまったことか。一番最初の会社の偉い人3人がいずれも警察の厄介になってるってのはマジか。すげーな。自身の中学、高校時代の社会を垣間見えた。楽しみました。