25/11/10 知念実希人 誘拐遊戯 | ptureのブログ

刑事に身代金をもたせ、走り回せる誘拐犯。実に14時間。最後は規定時間を数秒遅れた理由で被害者の女子高生は惨殺死体で発見される。当の刑事は退職。誘拐犯は数年後に縊死。しかし、また同様の事件が発生し、誘拐犯は先の元刑事を身代金の運び役に指名し…という話。14時間って人間そんなに走れるのか?しかも最後遅れたことを避難する警察の人間もいたとか。そりゃバカだろ。二回目の事件で、何事につけ文句をつけ、事を決定しない参事官。こんなやつがなんで偉くなれるんだ?なんてあたりがまずは思い出しちゃう。果たして、犯人は死んでいなかったのかどうか、そして人質は無事に救出できるのかという点が主題になるわけだけど、さすが。人質や家族の素性、死んだ犯人の遺品などがストーリーをどんどん深めて、そして最後にはひっくり返していく。特に二回目の事件は体力よりも知力勝負、時間内に謎をとかなきゃいけないというのも、つい一緒に謎解きできるわけで、ひこまれるなあ。はい、おもしろかった。