25/10/08 山根昭郎 イスファハンの光と影 | ptureのブログ

1970年代のイランが舞台。ホメイニ氏が海外に亡命してる状況。主人公はリュウ。大学時代にルツという同級生に一目惚れし、つきあうも突然彼女はいなくなる。それっきり女性と付き合うことなく、就職。そしてイランが舞台のプロジェクトに抜擢され赴任していく。仕事は順調でイランの人たちとも理解しあう仲になりやりがいを感じてるところでいきなりの革命。情勢は日ごとに悪くなり 命の危険が迫るというストーリー。なるほど、イランって、旧制復古って感じだったんだな。見方によっては先進国による半植民地みたい。そんな中での日本のとあるメーカーの仕事ぶり。素晴らしいなあ。あくまで謙虚に。実際もそうだったのかしら。今のイランとの関係を思うと、きっとそうだと思いたい。そして、昭和高度経済成長期のモーレツ社員たちの働きぶり、いいな。やる気が漲ってて、すかした感じがまったくない。熱いねえ。 

イランの日常、美しさ、暑さ、歴史、中東の人の考え方などがすっと入ってくる、よい小説だった。おもしろかった。