疑似科学をテーマにしたミステリ。こう言われていの一番に思い出すのはトンデモ本だよな。あれは平和でよかったな。ばっかでーみたいに笑ったり、つっこんだりと楽しみ方満載だった。でもこちらは医療。がん患者に、病院に通うのはやめなさい、わたしたちの民間医療を信じなさいというやつ。今をときめきながら居丈高な准教授が、行方不明になった友人研究者を探す。とても優秀で、12回も告白して振られた女性研究者。なぜか疑似科学つまりはペテンの会社に一時期 いたらしい。どうして彼女が?なぜ行方不明に?ペテンの会社と彼女の関係が少しずつ解明されていくという形で進んでいく。この手の話、医療小説読んでるとよく当たるけど、今回は患者の心を救おうとしてなぜ悪い、正論だけの科学者に人を救えるのかというテーマがよいねえ。治る見込を決して忘れられない人に対して、無償で行うのであれば、それもありだけど、そこに金が絡んだら唾棄すべき話だよな。自身のことならまだしも子どもを救いたいということになったら、震えてしまう。おしまいにかけての迫力よかったな。楽しみました。