25/08/14 八木沢里志 純喫茶トルンカ 最高の一杯 | ptureのブログ

お久しぶりで最終巻が出てた模様。前2冊を読んだのは5年前くらいでほぼ覚えてない。それでもこの作家、あたたかな物語を描く印象は残ってる。1話目はトルンカの常連のおじいさんの話。奥さんが外出したまま、帰ってこないで慌てふためく話。もちろん、落ちは読める。それにしても、このじいさん、なかなかひでえな。 パチンコで生活費使い込んだり、奥さんの嫁入り道具で形見のかんざしパチンコ代にしちゃったり。これって完全甘え体質だよな。自分のしたくないことはしないみたいな。2話目は芸能界に辟易して事務所とも喧嘩別れした元女優さんの話。やばい、泣けちゃう。16年会ってない父親との再会が。これはもうマスターのかっこよさだよな。コーヒーの技を盗むためと、会う機会のない父親へ入れてあげたいとついた嘘。それを本心と見抜き、背中を押す。3作目はマスターの奥さんの話。長女を亡くし二人の関係はギクシャクし、そこから逃げ出した二人。次女の雫の怪我を機にもう一度人生を見つめ直し、やり直す。常連さんたちも必死に応援する。うん、血の繋がりなんて関係ないし、一度や二度の暴言なんざ、あやまりゃいいんだよ。読み終わったあとでも前2作思い出せなかったけど、あえて言いましょう。やっぱおもしろい。