24/04/21 松岡圭祐 高校事変 | ptureのブログ

再読。なんか急に結衣の活躍が読みたくなったから。昨日読んだ本に触発されたんだな。こちらは打って変わって全くありえない世界だけど、現実感のある、いうなれば映画の世界だな。今回シリーズを読み終えたあとなわけだけど、こんな荒唐無稽な話がどんどんバカでかくなっていったんだと思い、感無量。そういや最初に読んだときはここまでやっちゃって続編大丈夫なの?とか思った気がする。そんな中でも唯一の友人として近づき、気にかけてくれる澪ちゃんの存在が光るよな。孤高のヒロインというだけじゃ、あまりにJKとしてかわいそすぎる。そうそう、大災害や大事件があると出生率があがるという、レーヴェンアドレール理論。これを政治家がどうどうと語り、少子化の一つの対抗策として真剣に考えてるの笑った。かなーり、この小説、政治家をおちょくってるな。でも、それもいい。だって、エンタテイメントなんだもん。バカも存在してもらわなきゃ。悪いやつはヒロインにまとめてやっつけられなきゃ。それでもまだまだ、結衣を白い眼で見る連中はたくさんいる。作家もそれは許す。それどころか結衣自身も自分の中の闘争本能を明確に理解してるから、泣いて私は親とは違うと叫ぶわけにはいかない。きっと前回も書いただろうな。すげえハリウッド映画を見た気分だ・おもしろかったー。