23/11/09 山口恵以子 恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2 | ptureのブログ

今回は一子さんの若い頃の話。旦那の孝蔵さんとレストランを始める。開店のときこそお客さんは来てたけど、段々減ってきたり。孝蔵さんに弟子入りしてくる二人の若い料理人がきたり。孝蔵さんと一子さんの息子の孤独さにフォーカスしたり。集団就職で青森を出てきたのに、ブラックな勤め先が夜逃げしてやけになってはじめ食堂で若い子が無銭飲食したり。どれもが戦後となった昭和の東京をリアルに感じながら人情とおいしさで紡がれていく。なるほど、本格フランス料理よりも日常の日本人は白いご飯があうことが重要なわけか。今の時代もそうだよな。こうしてみると、当時も今もきっと何も変わらないんだろうな。生活の中での考え方がね。当時だってちょっとおしゃれして美味しい物食べて。接待だってあるし、勉強は基本的に子供達は嫌いで。ただ、新しい物が常に沸き起こる頻度は昔のほうが多いみたいだ。今回はなんといっても無銭飲食の亮介くんのための本だったな。孝蔵さんに助けてもらって、彼を尊敬し、ぶきっちょながら一所懸命料理を勉強する。周りは自分よりも才能がある人たちばかりで落ち込み、悩む。そしてついに自分の道を見つける。ラーメン屋をやろうって。ラーメン屋だから特に感動したわけじゃないよ。ただこの時代においしいラーメンをって考えがあったことにちょっと驚きだった。がんばれ。みんなが巣立っていく彼にちょっと寂しい思いをしながらも喜ぶ姿が思い切り嬉しい。おもしろかった。