あらあ、公務員お仕事小説だよ。主人公は係長さん。自分の仕事と関係なさそうなものも押しつけられて、なんとなく役所のみなさんから重宝がられてる。また、厄介というかめんどくさそうなやつが回されてきた。商社が震災後の地域振興のために事業をおこしたいけど、なにかないかという。「スプラウト」の後半にでてきた話だ。これはSideBなんだ。役所の仕事も色々大変だ。法を守るのが仕事。法をいいように利用するのが仕事。いずれにしても難しいんだな。しかも市の役人といってもその仕事は千差万別。農業、漁業、土地、工業に教育。スポーツなんて観点もあるわけで。これ読んで役所のみなさんの大変さがわかってきたな。なんかこの歳でようやっとで申し訳ありません。んでこの小説なんだけど、前に読んだスプラウトがあまりに良すぎて、その印象を引きずって読んだから物足りない感が強かった。主人公の調子の良さが目立つばかりで、商社の純粋な熱い思いとか、農家のみなさんのヤル気とかが見えないのが、残念。最後は主人公、降格人事くらって左遷させられたらしいけど、その理由が書いてないのが、なんとも物足りない。ちょっと素人っぽかったかな。いつのまにやら、プロの役人たる自分からまだ若き役人にメッセージみたいのもあったりして。これ、ちとうざい。まあ、楽しみました。