お、うまいなあ。短編のそれぞれがきっちりとまとまってる感。おばあさん,ベンチマン,自己啓発,動物,劇団員のオレオレ詐欺,歴女の恋人の話。おばあさんの独り言なんだけど小気味いいツッコミがおもしろ。この話だけじゃなくて全編にそれがまぶしてあって。こういう本好きなんだよなあ。三浦しをんもだし。劇団員の話は大阪のおばちゃん最強説。これは都市伝説ではなく大阪のおばちゃんは本当に人類最高なのかと。動物は婚活パーティをシニカルに描いてて、知らない世界をこういうふうに見せてくれるのがうれしい。フリートークの場で猿が交尾ってもう。ベンチマン。リストラあとに、家族にばれないように家をでていく主人公。切なくなるな。よしんば仕事が見つかっても収入的にはかなりきついだろうし。でも薄々気づいてるだろう奥さんの心配りがなんともいい。こういうハッピーエンドになるオチは幸せになります。自己啓発、うぜー。ツッコミどころ満載だけど、これもラストのオチが幸せに。