電解質異常とは?? | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

今日は今までと内容を変えて、電解質異常についてのお話をしたいと思います。

といっても、私もまだまだ苦手な分野で勉強中ですので、私の勉強の記録だと思って気軽に見てみて下さい。

おそらく、多くのセラピストにとって苦手な分野であると思います。
なんとなく、知らなくても何とかなるような気がしないでもないですからね^^;

でも、内部障害系に身をおいているPTとして、いつまでも放置しているわけにはいきません!!
まずは導入から、電解質異常とは?って感じでお話します。

電解質異常と聞いてまず思い浮かぶのはナトリウム(Na)やカリウム(K)ではないでしょうか?
私はそうでした。

余談ですが、私が電解質異常に興味を持ったのは呼吸の勉強をしているときでした。
酸塩基平衡って、ややこしいんですよね・・・
そこに心不全の勉強が混じってくると、神経体液性の調節の話なんかも混じってきて・・・

どうしても電解質を放っておくことができなくなったんです。

そのNa、みなさんの体内でとっても重要な働きをしています。

そもそも、Naは身体のどこにあるのでしょうか?

答えは細胞外です。
では、細胞外ってどこでしょうか?

体重比で男性では60%女性では50%が水分でできています。
その水分のうち、2/3は細胞内に、1/3が細胞外に存在します。
そして、その細胞外に存在する水分のうち3/4が組織間液1/4が血漿です。

水はこれらの分画の間を好き勝手に移動することができます、つまりすべての分画内の浸透圧は同じということになります。

浸透圧については次回以降に触れていきます。

話を戻しますが、Naは上記の細胞外液にその大部分が存在するため、細胞外液中のNa量を体内総Na量とも呼びます。

そして、Naは細胞外液の浸透圧の大部分を構成する重要な物質です。
血液検査をするとだいたいNaって出てきますよね?

正常値が135~145mEq/Lとされていることが多いと思います。

Naは水を連れて移動すると考えてください。
つまり、細胞外液中のNa量が増えると細胞外液量が増えるということです。
その逆も成り立ちます。

ここまででNaが重要な役割を果たしていることがお分かりいただけたと思います。
では、このNaはどこでその量を調節しているのでしょうか?

ご存知のとおり、腎臓ですよね。
Naの摂取量に応じてNaの排泄量を腎臓が調節して135~145という狭い範囲内にNaの量をコントロールしているということになります。

この腎臓のコントロールには大きく分けて3つの機序が働きます。

レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系
心不全のお話ででてきたやつです。覚えていますか?
腎臓への灌流が低下すると腎臓はレニンを放出します。
レニンが

アンジオテンシノーゲン⇒アンジオテンシンⅠ⇒アンジオテンシンⅡ

という反応を促します。

アンジオテンシンⅡが腎臓でのNaの貯留を促し、副腎皮質に作用してアルドステロンの放出を促します。
アルドステロンもアンジオテンシンⅡ同様にNaの貯留を促します。

先ほども述べたように、Naと水はセットで動きます。
そのため、Naの貯留は水分の貯留ということです。
これで循環血液量が増えるため腎臓への灌流が増加するわけです。

容量受容体
循環血液量を監視している受容体が存在します。
この受容体は大静脈と心房に存在します。
心房はあの有名な心房Na利尿ペプチド(ANP)を放出します。
これも心不全のところでお話したようなしていないような・・・笑

私のセミナーでは間違いなくお話したと思います。

心房が充満するとANPが放出され、ANPは腎臓でのNaの排泄を促します。
つまり、血液量を減らす方向に作用するということです。

圧受容体
大動脈、頚動脈に圧受容体が存在します。
細胞外液量が欠乏すると圧受容体が感知して交感神経系を活性化させます。
交感神経系が活性化すると腎臓でのNaの貯留を促します。

ちょっとややこしい話になったかもしれませんが、要はNaを調節する方法はいくつかあって、腎臓がその主役を演じているということです。

Naについてはまだ話が続きますのでまた書きます。

<追伸>
うちの子供も1歳2ヶ月になりました。
お蔭様ですくすく育っております^^
子どもがもう少し大きくなり落ち着いたらもっとブログの更新頻度も上げてメルマガの配信も再開したいと思っています。
今は子どもとの時間を大切にしていきたいと思っています。
ご理解頂けますと幸いです。