こんばんわ。
今日はとある学術集会の基調講演を聞きに行ってきました。
タイトルは
内部障害のリスクマネージメント~呼吸・循環器疾患を通して~
でした。
かなり興味深い内容も多かったです。
僕が思っていたことや感じていたことが間違っていなかったと気付けてよかったこともあり、見えていなかった視点をいただけた事に感謝しています。
何より、参加費無料ってのがイイネ!!笑
ざっと今日の復習をかねて内容を書いていきます。
まず、risk managementについて。
risk managementちゃんとできてますか?
血圧を測る
脈をとる
SpO2を測る
体温をチェック
尿量の確認・・・
などなど、これくらいやっておけばリスク管理はOKだ、なんて言ってたらダメなんです。
これらって、看護師さんは当たり前にやってます。
我々だって当たり前にやるべきなんですね。
その人をトータルして総合的に見ないとダメ。
例えば血圧。
薬は使っているのか?
強心昇圧薬は使用しているか?
どの薬を使用しているか?
どれだけ使っているか?
薬の量は増えているか、減ってきているか?
それらを踏まえて血圧や脈拍などもアセスメントしていかなければいけません。
血圧は120mmHgあるからOK!!
なんて浅はかな考えでは看護師さんにとめられちゃいます。
また、一日の中での変動も確認しておくべきです。
スパイク波形と呼ばれるような、上下にギザギザしているのは不安定な証拠。
リハビリの時にたまたま120mmHgという数値になっているだけで実は不安定な血圧かもしれません。
早期離床がやたらと言われていますが、本当に適切な時期に適切な離床が行えていますか?
疾患ばかりに目がいったり、1つの症状にとらわれていないか、常に気をつけなければいけません。
1つの臓器に固執するのではなく、その患者さんの今の状態を把握するためにどの情報が必要なのか。
それを考えるにはたくさんの知識が必要になります。
もちろん経験も欠かせませんが、やはり知識がないと話しになりません。
そう、本当に話しにならないんです。
看護師や医師と話をしているとき、共通の言語が使えないと話しになりません。
我々のフィールドに無理矢理引き込もうとするのではなく、我々が進んで看護師、医師のフィールドに入るためにも最低限のことは知っていないと。
今は心臓の手術後平均3.8日で90%の患者が100m歩行自立するそうです。
注目すべきは10%の歩行獲得できていない人たちです。
なぜ歩行獲得ができていないのか、何が必要なのか。
どうすれば歩行が獲得できるのか。別に3.8日以内に歩行を獲得しなければいけないというわけではありません。
しかし、日常生活の活動量と予後には関係があることが指摘されています。
私としては急性期病院の在院日数の短縮を重要ですが、もっとリスクのある人を回復期に送るなり、訪問や外来でフォローできる体制を作らないといけないと思います。
公演にもありましたが、
再発予防こそが最高のリスク管理
なんですね。
これに関しては激しく同感です。
再入院をいかに抑えるか、理学療法士が関われる重要な部分です。
今年の日本理学療法士協会の総会で理学療法の分野について
予防理学療法
治療理学療法
健康増進理学療法
リハビリテーション理学療法
などというネーミングがでてきたそうです。
そう、私がやりたかったのはこれなんです。
予防、健康増進、要はいかに入院しないようにするか。
それこそが患者さんのQOLを高める最高の理学療法ではないでしょうか。
長くなりましたが、とっても参考になる公演でした。
今回の記事が私の主観も交えていますが、基本的に公演をして下さった高橋哲也大先生によるものです。
間違いなく最新の内容が盛り込まれたものです。
日本の内部障害系理学療法を背負っている方です。
やはりプロは違うな、と実感しました。
ぜひ参考にされてください^^