COPDの生理学的変化 | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

今日もCOPDについて書きます★
そんなにCOPDマニアではないけれど、なんとなく文献とか読んでると興味がわく内容でしたので^^

では本題。

エアートラッピングが進むとどうなるでしょう?

肺胞が破壊されて肺が過膨張すると、なんとなく空気が入りやすいような気がしませんか?
簡単に空気が入るということは、呼吸仕事量は減る!!

わけないですね。笑

当たり前ですがCOPDでは呼吸仕事量が増えます(ノ_-。)
呼吸補助筋も頑張らないといけないですよね。

なぜでしょうか?

COPDでは肺は過膨張していて空気を吸うときにすでに肺に空気が残っています。
これは前回お話したように思います。
健常な人の肺では、空気はあまり残っておらず、胸郭の弾性も助けて吸気を補助してくれます。

しかし、COPDの場合、空気が残っていること、気管が狭いこと、胸郭の弾性が乏しいことから吸気時にそれらの打ち勝つ力が必要になります。
だから呼吸仕事量が増えるということです。

まだあります。
肺が過膨張すると胸郭も拡張し、肋間の吸気筋がうまく働かなくなります

また、横隔膜は平低化によって横隔膜もうまく機能しません

すると肋間吸気筋と横隔膜では十分な呼吸ができないため、呼吸補助筋を使用して胸郭を上方向に引き上げて胸郭を広げるようになります。

横隔膜で下に引き下げられないぶん、上に引っ張るというイメージでしょうか。

これも呼吸仕事量の増加に繋がります。

エアートラッピングによる影響はまだあります。

肺の過膨張によって残気量が増えてくると、吸気の余力がなくなります。
つまり、予備吸気量が低下します。
すると、運動をしたときに1回換気量が増加できる幅が小さくなります。
でも、放っておくわけにいかないので呼吸数で代償します。
それがさらに換気に関与しない生理学的死腔量を増加させ二酸化炭素の貯留や低酸素血症に繋がります。

まだあります。しつこいですか?笑

滴状心という状態があります。
これは、肺の過膨張によって心臓が圧迫されている状態です。
すると、左室への血液の流入が制限され心拍出量が低下します。
酸素の供給量は

肺でのガス交換

ヘモグロビン濃度

心拍出量

によって規定されるので、結果として酸素供給量が低下します。
これも、放っておくわけにいかないので回数で補います。
つまり、心拍数が増えるわけです。
これもまた悪循環になっていくわけです…

これだけの状態を理解できれば運動処方が少し変わってくる気がしました。
呼吸数が増えたり心拍数が増えることがどういう意味があるのか、少しわかった気がしませんか?笑

これをどう生かすのか、それを考えていきましょう^^

P.S
メルマガ読者のみなさん、本当に申し訳ないのですがまだメルマガを配信できずにいます。
土日を挟んだためか、メルマガの会社と連絡がつきません…
もうしばらお待ち下さいくm(u_u)m

P.S2
先日、EPochという会社の懇親会に参加させて頂きました^^
みなさんとてもよい方ばっかりだし、やる気に満ち溢れていて楽しい会になりました★
なにかやる気のある方の役に立てるとうれしいです。
今はくしてブログとメルマガですが、今後はさらに皆さんのためになるよう努力したいですね^^