慢性閉塞性肺疾患の理学療法を考えるにあたって・・・ | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

みなさん、こんばんわ。
先日頑張って書いた記事が消えてしまって意気消沈していました、べぇ先生です。

今日は気を取り直して頑張ります★

今日はCOPDを考える上で欠くことのできない、

エアートラッピング



動的肺過膨張

についてお話します。

まず、COPDの人の肺はどうなっているのでしょうか?
典型的なときですが、イメージはタバコをたくさん吸っている人です。

肺胞が破壊されています。
また、よくムセて気管支に炎症を起こしやすい(これはあくまで私がイメージしやすいようにしている架空のCOPDの方です)

そして、肺について少し。

肺は気管支が外側から引っ張られて気管支内の陽圧保っています。
引っ張っているのは、肺胞の弾力性と考えてよいでしょう。
その肺胞が壊れるということは、肺胞が引っ張れない、つまり、気管支が狭くなりやすいとイメージできるでしょうか?

また、気管支炎などで気管腔が肥厚していると、なおさら気管は狭くなります。

つまり、健常人より気管が狭くなりやすいのです。
そして、そもそも狭いだけでなく、外からのひっぱりがなくてさらに狭くなりやすい状態です。
この状態で息を強く吐こうとするとどうなるでしょうか?

強く吐こうとすると胸腔内圧が高まります
つまり、気管支からすれば外から押される力が強くなるのです。
そして、先ほどお話したとおり、気管支を外から支える力は弱い。
すると、どこかで気管支が負けてしまい潰されます

そうなるとまだそれより先に空気が入っていても吐き出せないですね?
これがエアートラッピング、空気とらえ込みと呼ばれる現象です。
COPDの人は強く吐こうとすると余計に空気が吐き出せないんですね。

ここまでよろしいでしょうか?

次に、動的肺過膨張です。
上記のような方が運動をしたらどうなるか考えてみましょう。
運動をしたから空気がほしいのでたくさん吐こうとするけど、はけない。
空気が肺に残ってしまうのですね。
そんな状態でたくさん吸っても、そもそもあまりすえないし、肺胞まで新鮮な空気が届かないためガス交換もうまくいきません。
1回換気量ではどうにもならないから、呼吸数を増加させます。

呼吸数を増加させるとさらに呼出時間が短くなり、空気が吐けなくなる。
悪循環です。
これを動的肺過膨張と呼びます。
そのままですね、運動をして肺に空気がたまり膨張する。

これに対して、静的肺過膨張というのもあります。
COPDの肺は横隔膜の平低化などによりそもそも肺が過膨張気味です。
これを静的肺過膨張というわけです。

こないだはもっと他の内容も書いたのですが、今日はここまで。
次回はもう少しCOPDの話題になるかと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました★

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