COPDの評価 介入前にすること | リハビリに注ぐ少々のスパイス

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臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

『COPDの評価 介入前にすること』
前回はCOPDの病態についてお話しました。
今回は、所見についてです。

COPDのガイドラインによると、COPDとは

『タバコ煙を主とする有害物質を長期的に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患である。
呼吸機能検査で正常に復することのない気流閉塞を示す。
気流閉塞は末梢気道病変と気腫性病変が様々な割合で複合的に作用することにより起こり進行性である。
臨床的には徐々に生じる出動時の呼吸困難や慢性の咳,痰を特徴とする』

とされている。

では、理学療法を行う際に必要な評価ポイントを羅列します。

○身体所見

 視診
 触診
 聴診
 打診

○呼吸状態

 呼吸困難感
 喀痰
 咳
 胸部レントゲン
 血液ガス検査
 肺機能検査

○ADL・QOLの評価

○既往疾患

上記のような評価が求められます。

まず、COPDの主症状は労作時呼吸困難感です。
ですので、どれくらい動くと息切れなど自覚症状があるか問診で聞くことは必要です。
その他、問診で聞けるところは聞きますが、あくまで自覚症状なので、その原因までは知ることはできません。
確定するには検査結果を見なければなりませんね。

いくつかをご説明します。
まず、前回説明したように、COPDには大きく分けて『気管が狭くなる』タイプと『肺が硬くなるタイプ』があります。

それを検査するのがスパイロメトリーという検査です。
一秒率』と『肺活量』を量ります。

一秒率とは、一気にどれだけ空気を出せるかを検査しています。
これが基準値以下(予測値の70%以下)だと、一気に空気を吐き出せないということになります。
それは、『気管が狭くなる』気管支炎のタイプです。
閉塞性換気障害』なんて呼んだりします。

もう1つ、肺活量ですが、これが少ないということは肺が広がらない、つまり『肺が硬くなっている』と考えます。
これは『拘束性換気障害』といい、肺が硬いことを示唆します。

では、それだけの検査でよいのでしょうか?
もちろん不十分です。

加齢にともない一秒率も肺活量も低下します。
また、肺の病気によって下がることもあるので、レントゲンで検査を行います。

レントゲンでのCOPDの特徴的な所見は
・透過性亢進(特に上肺野)
・横隔膜の平坦化
・心胸郭比の減少

などがあげられます。主には肺の過膨張が原因です。


上記のような所見も含めCOPDの診断が行われます。

次に、血液ガス検査ですが、今日は長くなったのでここまでにしましょう。

いつもなかなか話が進まずすみません・・・

明日ももう少し評価についてお話し、治療へ進めていきたいと思います!!