『心不全の治療その2』
またシリーズ化してしまいましたね( ̄_ ̄ i)
昨日は収縮期心不全についてお伝えしました。
本日は拡張期心不全です。
収縮期心不全では肺うっ血・胸水、末梢のうっ血が生じます。
つまり、『うっ血性』心不全の病態です。
一方、拡張期心不全では、代償期には労作性の呼吸困難、運動耐容能の低下が主な症状です。
このとき浮腫等の末梢うっ血はあまり認められません。
非代償化によって一気に急性肺水腫の症状を呈することが多いようです。
この拡張期心不全は診断が難しいようです。
なんせ、EFは良いのに心不全の様態を呈しているのですからσ(^_^;)
色々見てみると
一番わかりやすいのは
明らかな心不全症状を呈する患者において
発症72時間以内に簡便な心エコー検査を行い,EF50%以上
この2点を証明することによって拡張期心不全と診断しても良いようです。
ただし、弁膜症は排除しなければいけませんね。
では、その病態に迫りたいと思います。
高血圧、左室肥大、加齢、虚血などがその主因のようです。
高血圧を主因とすることには異論はないようです。
拡張期心不全では、高血圧や左室肥大をベースにして高血圧発症時に一気に左房圧が上昇し肺うっ血や水腫を生じると考えられています。
そのほかにも脈波伝播の理論による機序も述べられていますが、かなり複雑ですので割愛します。
簡単にまとめると、高齢者では収縮期の後期に圧が高くなりやすく、左室弛緩の障害にもつながるということです。
では、心不全の非代償化はなぜ起こるのでしょう?
急性心不全患者の多くが血圧160以上と言われています。
このなんらかの理由で生じた高血圧が左室弛緩を悪化させ、かつ拡張末期圧を上昇させたことが予想できます。
例えわずかであっても、心不全では血圧上昇によって著しく左室弛緩が障害されると言われています。
一過性の高血圧が結果的に急性肺水腫を生じると考えると良いでしょう。
また、急性心筋虚血が左室拡張能を急速かつ高度に障害することが知られています。
さらに、呼吸器感染症に罹患すると、発熱を伴います。
すると頻脈となり左室の拡張時間が短縮し拡張不全が増悪します。
このようにして非代償化すると考えられています。
拡張不全による労作時呼吸困難も弛緩障害+労作による心拍数上昇による拡張時間短縮が加わった結果生じると理解できます。
ようやく病態についての解説が終わりましたA=´、`=)ゞ
本当にお疲れ様です、できれば何度か読み直して自分なりに理解してみて下さい。
明日はついに治療に入ります。
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<編集後記>
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