今日は心不全の治療についてです。
こちらも一回では書ききれないので複数回になるかと思います。
まず、うっ血性心不全の治療方法、利尿薬についてです。
前回もお話したように、うっ血性心不全では、交感神経系、レニンーアンジオテンシンーアルドステロン系、サイトカイン系などが賦活されます。
これは、心不全による血圧低下や1回拍出量の低下を代償するものです。
しかし、これは心臓にとっては負担ともなり、この代償機構が破綻すると一気に心不全が増悪します。
よって、一見血圧が正常でも心不全の原因をどこかで絶たなくてはなりませんね。
その原因として多いのが全身の体液量が増えている状態です。
利尿薬を使用することで尿量を増やして体液量を減らすことで肺うっ血や浮腫を軽減させることを狙います。
肺うっ血については以前にお話しましたが、大丈夫でしょうか?
不安な方は過去の記事を参考にしてくださいね★
利尿薬にもいくつか種類があります。
よく使われるのはバソプレシン受容体拮抗薬というもの。
これは電解質バランスを崩さずに水分を排泄できるとされているからです。
そこで注目されているのがトルバプタンと呼ばれる利尿薬です。
従来の利尿薬は腎臓でのNaやKの排泄を増やしていたので、低Na血症の可能性が高かったのです。
しかし、トルバプタンは純粋に水分を排泄することができることが特徴です。
臨床試験でも、トルバプタンは尿中電解質量を変えずに、従来の利尿薬と同程度の尿量増加を満たすことができました。
このように、利尿薬1つとっても作用機構が異なります。
心不全の患者で利尿薬を飲んでいる方は多いかと思います、少し気にしてみてください★
本日はここまで、次回の内容はまだ検討中ですが、もう少し心不全の治療に触れられればと思います^^