みなさんこんばんは。

 

本日もブログをご覧下さりありがとうございます。

 

理学療法士、一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師の伊佐次 優一です。

 

 

前回は第2回ナイトプレセミナー報告、本セミナーのご紹介について

http://ameblo.jp/ptoste/entry-12269545611.html

書かせて頂きました。

 

 

本日は解剖生理・運動学から学ぶ頸椎編②~

解剖から見た触診のポイントとカップリングモーションについて書かせて頂きます。

 

先ず初めに頸椎の触診のポイントについてです。

 

 ①後頭骨より触診を始め、最初に触診できる棘突起はC2の棘突起である

C1には椎体がなく棘突起は小さな結節であり、C3と共に深部に位置する為触診は困難なことが多い

C2からT1までの棘突起を触診する際には、頸椎の生理的前弯に注意する

C3C5の棘突起を触診する際、2つに分かれた棘突起の先端を触れる場合がある

C7T1の棘突起の確認は頚部を回旋し棘突起が動けばC7、動かなければT1。頸椎屈曲時最も突出している。

⑥C6とC7の触り分けは頸椎伸展動作を行い、残っているものがC7である。

⑦第1肋骨を触診もしくは動かしT1を探す

以上が頸椎を触診する際の主なポイントとなります。

是非触診の練習を行ってみてください^^

 
 
 
次に頸椎のカップリングモーションについてです。
 
個人的には脊柱を診る上でこの正常に理解から、制限部位を見つけることも大切だと常日頃感じています。
 

C2-7の関節面が約45°傾いていることは前額面と水平面での運動の機械的な脊椎カップリングが生じることを示す

②上位頸椎は常に下位頸椎関節面の運動面に従うため、側屈と軸回旋のコンポーネントが同時に生じる

③中・下位頸椎の側屈運動と軸回旋運動の間には同側型の機械的カップリングが生じる

(例:右側屈と右回旋が同時に生じる)

④典型的な側屈運動では、環椎後頭関節と環軸関節複合体による対側型の代償性のカップリングパターン(図①)が通常存在することにより、頸部の体軸回旋中に頭部に望ましくない側屈が生じるのを最小限にとどめている

今日はここまでです^^
頸椎を触診する上で以上の知識は必須だと考えております。
 

 

次回は解剖生理・運動学から学ぶ頸椎編③~頸椎の可動域と整形外科検査についてです^^

 

お楽しみに!

 

 
セミナー紹介!

 

 

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運動器の評価と治療Basic course3回:頸椎編~「局所」だけでなく「全体」を診れるセラピストを目指して~

 

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