みなさんこんばんは。

 

本日もブログをご覧下さりありがとうございます。

 

理学療法士、一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師の伊佐次 優一です。

 

 

前回は解剖生理・運動学から学ぶ頸椎編②~

解剖から見た触診のポイントとカップリングモーションについて

http://ameblo.jp/ptoste/entry-12270771714.html

書かせて頂きました。

 
本日は頸椎の可動域と頸椎を評価・治療する前には欠かせない整形外科検査についてです。
 
 
 
ではまず頸椎の可動域についてです。
下の図をご覧下さい。
これは知識として再確認して頂ければ幸いです。
 
 
正常を知り評価に活かしてください。
制限から問題点を考え、原因を追及してみてください。
 
その椎体が最も問題点となる椎体なのかは筋力検査、TARTの評価などで確認してみてください。
 
 
 
また頸椎病変は筋力低下、反射や知覚の変化・疼痛などの症状が症状として主に上肢に影響を与える為神経学検査も重要となります。
 

 

 
 
 
次に整形外科検査です。
 
頸椎の潜在的な変化は循環不全を憎悪させる恐れがあり、脳とも密接に関連し、リスクが大きい部位となります。
その為頸椎の評価・治療を行う際は下記の整形外科検査を行うことが必須となります。
 
まず問診を実施し
 
①バルサルバ兆候:両手を握って首や背中を意識してグッと力ませる。特にその力が頚椎に集中するよう指示。もし痛みが増す場合はその部位を確認。この検査はとても主観的なので、患者から正確な反応、感覚を聞き出す。
 
②マイグネテスト
 

検査方法

頭を片側に伸展・回旋させて、1540秒間そのまま維持してもらう。次に反対側にもこのテストを繰り返す。

 

理論的根拠

回旋や過度に伸展させる検査では、首の回旋している側とその反対側の椎骨動脈に圧迫を与えるため、めまい・ふらつき・かすみ目・吐気・失神・眼振の症状があると、このテストは陽性であると考えられ、椎骨動脈や脳底動脈の狭窄や圧迫があることを示している場合がある。また、頚動脈や大脳動脈輪への循環障害も考えられる。

 

③バレリュー徴候

 

検査方法

顔を左右どちらかに回旋する。愁訴の誘発

がなければ、最大回旋位より後屈を行う。

理論根拠

めまい、吐き気、目のかすみ、失神、眼振

などがみられれば陽性。椎骨動脈圧迫による症状

この検査が陽性の場合は頸椎に対してのテクニックは禁忌。

 

 

 

 

 

 

 

などがありますが、この検査自体にもリスクはありますので、

 

必要最低限の負荷で必要最低限の評価を行ってください。

 
本日はここまで!
頸椎を診る際はリスク管理をしながら行う必要性があります。
 
本日はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
 
 
次回より
解剖生理・運動学から学ぶ~胸椎編に移行したいと思います!
 
 
お楽しみに^^
 
 
セミナー紹介!

 

 

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