
琵琶湖畔 蘆花浅水荘③
今日はお習字でした。
「寒いのでここでコートを着てくださいね」
と、帰り際に言われました。
そこでハタと気づきました。
ホントはコートを脱いで入るべきだったんだ(汗)
それなりの年になってきて、
ちょっと恥ずかしい思いをすることがあります。
私なんか立ったまま新年の挨拶したのですが、
(教室は畳に椅子)
後から来た人が畳に手をついて挨拶されていたので
あちゃーとか。。。
さて、蘆花浅水荘のつづきです。
あと1回くらい続くかな。。。
ここはお庭より建築にみどころがあります。
建築は嵯峨嵐山駅の近くにある竹内栖鳳の別邸 霞中庵と同じく
大工は橋本嘉三郎です。
霞中庵は中には入らなかったけれど、お庭がすばらしかったです。
嵐山の景色を庭にしていました。
こちらが竹の間の外からみたところです。
円窓は満月にススキを表しています。
内側
松竹梅とそろっています。
正面に見えている窓は無尽蔵と言って
春挙がこもるための部屋で高さも低く、立てないほどで
2畳くらいの小部屋でした。
ピンボケ
窓をしめると、こんなふうにススキが透けて見えます。
竹の間の引手はすずめで
襖は唐紙ではなく絵が描かれています。

雀は向こうの竹林に飛んでいくという構想
中庭の竹
電灯も竹製品
床柱も竹
竹づくし
画家の遊び心というか、
楽しんで建てられたということがわかります。
琵琶湖畔 蘆花浅水荘②
蘆花浅水荘は画家の山元春挙の別邸でした。
山元春挙ってご存じでした?
私は知らなかったのですが、
二条若狭屋の包装紙とか、鶴屋吉信の正月菓子「福は内」の
イラストを描いているのが春挙です。
昭和天皇のご大典の時には、選ばれて屏風を描いたそうです。
玄関を入ると、いきなり瀬田の唐橋の擬宝珠が。。。
玄関も凝ってます。
気になったのは古い木造の獅子と狛犬
室町時代のものだそうです。
蘆花浅水処の扁額
唐の詩人 司空曙の「江村即事」からとられたそうです。
天開画図楼 池大雅
廊下は船底天井
丸太が長い長い。
ガラスは昔の手作りガラス
表千家の残月床の写しだそうです。
掛け軸は春挙の描いたもので、竹杖です。
床框は絞り丸太で上端は赤の溜塗
床柱の柾目がすごい。
電灯も春挙のデザインで真ん中には家紋の桔梗紋が入っています。
ちょうど光が反射しているあたりです。
引手が三日月だったら、半月、下弦の月、満月とかいろいろ
沙香亭から見た景色。
その下には湧水があって、川となり琵琶湖にそそいでいたそうです。
膳所城天守閣の礎石から作った手水鉢には
月が映るそうです。
ここからちらっと三上山が見えるんですが、
この写真では見えませんね~
沙香亭の円窓
下の袋棚の唐紙のデザインも春挙
昨日も貼り付けましたが、外から見た沙香亭
まだまだお部屋があるんです~
続く
琵琶湖畔の別荘 蘆花浅水荘①
琵琶湖畔にある画家 山元春挙の別邸の見学に行きました。
京阪石山坂本線の瓦ヶ浜駅を降ります。
この前の道は東海道です。
膳所商店街って書いてあるんだけれど
商店街っていうほど今や商店はありません。
お寺が目立ちます。
歩いて5分ほどで蘆花浅水荘に到着。
裏千家の兜門の写しだそうです。
蘆花浅水荘は竹内栖鳳と並び称せられた日本画家
山元春挙が別邸として大正10年に完成させました。
平成6年には国の重要文化財に指定されています。
こちら今日庵の兜門
こちらはお庭への中門
石燈籠 日吉山王(1801)
反対から見た門、中門、石燈籠
敷石はあられくずし
主屋はすごく写真を撮ったので、
先にお庭をアップします。
今も山元さんがお住まいなので、こちらが勝手口なのかな
と、思います。
石柱は旧膳所藩境界石「従是北膳所領」
この鯱は膳所城城門の上にあったものだそうです。
明治以降廃城になったので、
いろんなものが手に入った時代だそうです。
手水鉢は走り井餅の臼
これが書院から見た庭園
右手は持仏堂の記恩堂
山元春挙のお孫さんが案内してくださいましたが、
子どものころはすぐ前が琵琶湖で釣り糸を垂れたそうです。
下の低いところに昔は遣水が流れていました。
作庭は聞いてない⁈
木が見えているところが昭和40年代にできた湖岸道路。
本来はこの芝生のところを走るはずだったそうです。
当時は建物の下に水が流れているというのが
流行していたそうです。
並河靖之のところもこんな感じでしたよね。
この階段が船着場だったそうです。
ここから先が琵琶湖ってことですね。
葦(蘆花)が花を咲かせています。
今気づきましたが、建物の名前が蘆花だから
葦を植えているんですね。
それもちょうど花が咲いていてラッキー✌️
手前の四角い手水鉢は
膳所城天守閣の礎石
持仏堂前の四方仏の手水鉢
その周りの石輪が彦根公御座船所用の勢車(回転軸につける輪)の輪石とか。
持仏堂の記恩堂
表千家久田家の協力を得て建てられた茶室
こちらは外観だけ。
建物もすごくて
写真撮りすぎて、電池が危なくなりました。

















































