京都国立博物館 | 烏丸ママのブログ

京都国立博物館

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再度書いています( ノД`)シクシク…
 
片山東熊建築 京都国立博物館 明治古都館です。
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耐震に問題があるとかで閉館したままです。
発掘調査も行われ、方広寺の瓦などが出でいたそうです。
京博のHPに連載されていたグレゴリ青山さんのマンガが
面白いです。
今回の展示は特別展ではありませんが、みどころが多く、
たくさんの人が訪れています。
3階 茶入れ 埴輪
2階 国宝 法然上人絵伝 日本の羅漢図 関東水墨画
  狩野山雪 来舶清人の絵画
3階 如来と菩薩 重要文化財 縹糸威胴丸
法然上人は秋に特別展があります。
関東水墨画は見たことなかったし、山雪もよかった。
また縹糸威胴丸(鎧)は金属、漆、糸、革と
総合芸術品であることがわかりました。
 
そして、豊臣秀次と瑞泉寺展

豊臣秀吉に実子が生まれた後、

甥の豊臣秀次は自害させられ、

その縁者もすべて三条河原で処刑されます。

そこにあったお墓はたび重なる鴨川の大水で荒れていました。

高瀬川を掘削していた豪商 角倉了以は不憫に思い、

菩提寺 瑞泉寺が建立されます。

こちらは涙なしでは見られません。

豊臣秀次を中心に曼荼羅状に肖像画が並びます。

若君や姫君はもちろん幼いですが、

数多い(!)側室の多くが10代でした。

中には上がったばかりで、秀次と面識もない少女も

いたようです。

その時世の句が着ていた小袖などの裂を使って

表装されています。

正室の一の台は公家の菊亭晴季娘、

側室は最上義光など大名や武将の娘がおり、

娘を処刑された有力な一族の恨みをかったことは

想像に難くありません。

 

 

今まで怖くて瑞泉寺にお参りしたことがなかったのですが、

お参りしてみると思っていたほどこわくなかった。

きっとよく弔われているのでしょう。

 

角倉了以ほんまにええ人や。