「意識とは何か?」
「世界に気づいている状態のこと。」
「ではその世界とは?」
「心身のホメオスタシスフィードバック。」
「世界は自身のホメオスタシスフィードバック…。
じゃあ意識とは、世界を、
つまり「自分自身を意識している状態」のことかい?」
「そういうことかな?」
「じゃあ「意識」とは、とどのつまり「自意識」の事で、
その自意識とは、自己投影されている
世界そのものの事じゃないか。」
「そうなるね。」
「じゃあ世界=オレって事?」
「イエース。
世界はあなた自身の内部表現だ。
世界は自心を対象化したもので、
意識は言わば自心をつかまえるための
自己反映・自己認識装置だと考えよう。」
「わーお。アメイジング。」
「自意識とは自身を世界として
捉えている(つかまえている)状態の事だ。」
<世界とは自分自身の対象化である>
「何故対象化が必要かというと、
自己言及できない一元的な状態だと、
何にも変化(拡大)も起きないし、自分をも捉えられない。
何のフィードバックもない。
<認識主体>⇔<対象>
だから自分の中で、認識主体、認識対象という
二項対立をつくる必要があるのさ。
意識とは、自己フィードバックシステムのことだな。」
「ほえー。世界=オレ!
世界は自分自身のフィードバックって事か!
すげーオレってマジシャンじゃん!」
「マジシャンっていうより、この宇宙の投影者たる
自分は、自世界の創造主と言ってもいいんじゃないのかな。」
「ほええー!」
__
…白の中では白の自分は見えにくい。
…無形の中では無形の自分は捉えにくい。
私は、私の世界の広がりが
弱まったと感じはじめたころ、
世界を学び直すために、
私を再認識するために、
ある世界を体験することを決めた。
肉体の衣を羽織ることを決めた。
肉体を通した世界には形がある…。
色がある…。
重さがある…。
また、同じく肉体を持つ同士との
交流において多くを学ぶことができる…。
多くのコントラストから、
私は私を感じ直すことができるはずだ…。
私は制限の中で、私を再認識し、
私を強く感じ直すことを決めた。
私は私の光を強め、私の世界を広げることを望んだ。
そうして私は、肉体の衣を羽織ることを選んだ。


