利用さん5年越しの卒業 | 夢のキセキ♪

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これからおこる夢の奇跡と軌跡を日々書き込んでいきます♪


5年前、開設前に訪問看護ステーションから携わらせていただいていた利用者さん。

脳梗塞後、ほぼ寝たきりの状態で自宅に退院され、長下肢装具をつけても一人で歩くことができませんでした。

それから、訪問リハビリとして関わり始め、地域の通所リハも併用。

半年後には、なんとか見守りで屋外を散歩できるまで回復。

R-studioを開設してからも利用していただき、そこから通所リハ、デイサービス、訪問リハ2事業所と平日は毎日がリハビリ。

今考えると、事業所の枠を越えて、そのメンバーとも今では特定非営利活動法人 秦野市リハビリテーション連絡会として一緒に活動できているきっかけも、この利用者さんの存在があったと思います。

そんな、利用者さんの目指すゴールとは?

一人で屋外を歩くことも、自由もない。

目の前のリハビリだけがすべて。

ゴール設定ができない中でも、彼の人生に寄り添い、リハビリを通じて関わっていく。


誰以上に、彼自身が良くなりたい。

いや、良くなる。

そう信じて、リハビリに励んだ。

一度は紹介した、就労支援では本人ができること、本人のイメージには合わず断念。

秦野市の総合福祉サポートセンターにもご協力いただき、見つけた就労支援にて
ついに働けるようになり、地域とつながっていた。

それから、2年後、一度はダメだった就労支援所に行っていると、
あの時はできなかったことが、あれもできる。これもできるね。

彼のできることがこんなに増えていることがわかった。

ここまでこれたのは、彼の自分を信じた想い。

そして、彼をつなげたセラピスト、地域の事業所、ケアマネ、サポートセンターのつながり。

今一緒に働いてくれている、訪問 R-stationの所長、理学療法士の山口は、
自分の休憩時間、訪問時間を調整して、
2キロ先のマクドナルドまで、3時間の時間を作って、一緒に歩き彼の自身、想いを実現させてくれた。

山口の想い、つなげる力があったからこそ、

今では、一人で外出ができ、自宅内の生活は2階にも自分でいけるほど、自立できている。

就労支援事業所で働く頻度を増やすことで、
ついにR-studioを卒業。

来月には訪問 R-stationも卒業の予定。

こんな奇跡を近くで見れたことに感謝。

これぞ地域の力。

地域で働く意義を感じさせてくれたことに感謝。