チェロ(cello)は”小さい”という意味ですが,ヴァイオリン属の弦楽器では大きい楽器なので不思議に思っていた事があります。

調べると,チェロはヴィオローネ(大きなヴィオラ)を小さくしたヴィオロンチェロが主に英語圏から短くなってチェロとよばれるようになったようですね。


また,チェロにはより小さいヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩掛けチェロ)というのもあり,以前に動画などをメモしています。
肩に掛けるチェロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)でバッハを聴く

動画のスクショですが,チェンバロの向こうに一人のチェロ(ヴィオロンチェロ),三人が肩からかついでいるヴィオロンチェロ・ダ・スパッラがいます。



上のバッハのブランデンブルグ協奏曲第3番の演奏ではヴィオラ・ダ・ガンバ3本版も多いですね。


どうも弦楽器は総称的にヴィオラとよばれていたようです。
チェロだけは一度ヴィオローネに大きくしてもう一度小さくするのですね。
ちょっとすっきりしました(^^)。

略号:名前 
Vn :Violino ← Viola + lino (小さい)
Vla:Viola
Vc :Violoncello (cello) ← Violone + cello (小さい) ← Viola + one(大きい)


ちなみにどうしてViola(ヴィオラ)という名前になったのかをざっと調べてみると大体次のような流れのようです。

vitula(ヴィツラ):子牛の意味(腸を弦に使用したので),撥弦楽器
 ↓       
vihuela(ヴィウェラ):オック語(ラテン語から派生したロマンス語)の訛り
 ↓← Rabab(ラバブ):中東の擦弦楽器の影響
 ↓ 
vihuela de arco(ヴィウェラ・デ・アルコ):擦弦楽器 (馬のしっぽで弦を擦る)
 ↓  
viola(ヴィオラ):イタリア語の訛り

参考:ヴィオラという楽器