私が担当している御年80代後半の外来患者さん。
独居ですが、最近タブレットをバリバリ活用していると知り驚いています。
基本的にTVと併用しているようで、わからないことをすぐに検索するとのことです。
本人的には広辞苑を持ち歩くのは大変だし、芸能ネタもすぐに調べられるから好きとのこと。
日常の活動性向上に一役買っているようです。
実際に、友人宅やちょっとした地域の会議の時にも持ち歩いているようです。
あくまでも私の経験に基づく独断と偏見なのですが、世間一般の方が思うよりも高齢者の方はインターネットを活用している印象にあります。
検索などはもちろん、FacebookやTwitterなどのSNSを積極的に利用している高齢者の方はそれなりに多い印象にあります。
実際に、既に実践している事業所もあるようですが、自宅の閉じこもり防止に一役買う可能性もあります。
特に地域リハビリテーションに関しては、自宅に閉じこもらないようにするためのアイデアが求められます。
もちろん向き不向きはあると思いますが、選択肢としてタブレットやPCを用いたリハビリテーションの可能性は大きいと思っています。
「高齢者だから最新の電子機器は苦手」という固定観念は、療法士側も患者さん側も捨て去るべきだと思います。
選択肢は常に多くあるべきで、何事にも幅広く挑戦することが、患者さんの生活向上に繋がる方法に成り得ると思っています。
リスクの精査は必要ですが、患者さんが「楽しい」と感じることを優先的に選択すると上手くいきやすいかなぁ~との印象がありますね。
何歳になっても、「楽しい」という体験は継続しやすいですからね。