自分の価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
アートディレクター＆イラスト思考®講師
かわしりみつはるです。
残暑が続く週末ですが
みなさんいかがお過ごしでしょうか？
イラスト講座を受講いただいてる方々が
SNSでご自身の描かれた
いろんなイラスト披露されているので
今日はふだん描きイラストでも
やっておくと良いよ！という
ポイントをお伝えしようと思います。
先日、開催した『棒人間の描き方講座』で
受講者さんのお一人が
こんな感想を言われいました。
今までイラストや図形を
一筆書きで描こうとしていたので
うまく描けなかった事がわかりました！
そうなんです！
「うまく描けない・・・」
と感じているほとんどの方が
陥っていることなんですが
一発で描こうとしている
からなんですね。
プロの漫画家さんやイラストレーターさんとか
一発でサクッと素敵なイラストを描かれる様子が
テレビや動画サイトなどでも見られるので
「こんんな風に描きたい！」って憧れますが、
いきなり描くのは
やはりハードルが高いです。
描き損じたら終わり！
というプレッシャーもあるので
“のびのび”描くという事も
制限されているかもしれません。
一発で描き上げようとすることで
絵やイラストの“難しさ”を
自分自身で作っちゃってるんですよね。
なので、
上達のポイントとして
鉛筆・消しゴムを使って
描き損じても、迷っても大丈夫な
「下書き」をおすすめしています。
オンライン講座は120分なんですが
いつも30分ほどの“延長戦”ってのを
やっています。
受講者さんのリクエストに
お答えしながら
講座本編では描かない
いろんな表現をお伝えしています。
このリクエスト目当てで
講座に参加される方もいらっしゃるほどｗｗｗ
で、
先日の『棒人間講座』で
リクエストではなかったんですが
受講者さんのお一人が
感想でポロっとおっしゃってた
「カフェでくつろいでいる
そんな様子を描きたい！」
ってのを
ふと思い出したのでｗ
再現してみますね！
というか冒頭の
棒人間イラストがそうなんですが（笑）
これも一発では
描いていません。
線と形の組み合わせで
一見シンプルなイラストですが
鉛筆の下書きをベースに
仕上げています。
①まずは顔のパーツとなる○からスタート
②胴体となる縦線2本
シチュエーションが伝わればいいので
今回は上半身のみにします。
必要のない情報は省くという事も
伝えるイラストのポイントですね！
③両手でカップを持っているイメージしたいので
肘をまげて手が顔の前に来るように
腕の線をV字で描きます。
※これは僕個人的に好きなポーズｗ
④コーヒーカップ本体は半円の図形に
「C」の鏡文字を加えて持ち手に見せます。
そこに丸を重ねたら
カップに手を添えてるイメージができます。
⑤あらかじめ「十字」のガイドラインを引いておき
顔の向きを決めておいたところに
眉・目・口のパーツを配置
表情は自分のお好みで(^^)
見る人が視線の先が気になるような
表情にしました（←これも個人的な趣味ｗｗｗ）
鉛筆で描くときは
いきなりくっきり描くのではなく
「軽く」「薄く」描く
がポイントです
何本も線を重ねながら
理想の形を探るように描きます。
⑥探りながら引いた線の中から
最適な線を見つけて決めていきます。
この段階で基本的な棒人間イラストは完成です。
⑦髪を加えて棒人間に“個性”を与えていきます。
髪形は全体と前髪のシルエットで
描くとシンプルに見せられます
この時もまずは薄い鉛筆線で
探りながらバランスをとっていきます。
「違うな」って思ったら消しゴムで
何回もやり直します。
⑧すべての線が決まったら、
マーカーでペン入れします。
⑨消しゴムで鉛筆線をすべて消します。
この時、余分なものがなくなり
必要なものだけが浮かび上がる
スッキリ感はたまりません！
⑩輪郭線を太く描くとイラスト自体に
見やすさと厚みが加わって仕上がります。
髪の毛は完全に塗りつぶすより
斜線で色を入れる方が見やすいです。
ということで、
ちょうど10段階の工程で
お見せすることができましたね
めんどくさがらずに
下書きから仕上げていくという事を
習慣にしていただくと
イメージ通りの表現が
どんどん描けるようになりますよ！
オンライン講座・開催情報
「棒人間の描き方」＜入門編＞
2020年09月16日（水） 19:00～21:00
https://peatix.com/event/1601778/view
「棒人間の描き方」＜応用編＞
2020年8月26日（水） 19:00～21:00
https://yumekaki.jp/event/2626/
2020年9月23日（水） 19:00～21:00
https://peatix.com/event/1601830/view
