死体の文化史 - 下川耿史著
悪趣味?タブー?
福士博士の巻でちょいと触れた本書
早稲田大学文学部卒で
産経新聞社出身の編集者
下川耿史氏の著書
三つのカテゴリーに分類された全十七編
目次を追ってみると
・死体の文化史
死体化粧チームの頃
二十三人の死刑囚の死を見た男
「私は戦争で殺されることの礼讃者
刺青の皮を剥ぐ博士
心中遺体鑑識百名の温泉医
ある戦死志願者のこと
ある人肉嗜食者の回想
・死体の事典
東京大空襲・生き地獄のショーウィンドー
釜石空襲・艦砲射撃で人間のブツ切り
大阪大空襲・旋風に吹き上げられて墜落死
死体解体者の法悦
腹上死・死に至るまで生の昂揚
・死の全書
千年王国の訪問者たち
死の実験家たち
パロディの名演家たち
死の洒落者たち
黄泉国の住人たち
福士勝成博士は
「刺青の皮を剥ぐ博士」で
取り上げられています
本書の著者である下川氏は
作家さんではなくて編集者さん
性風俗史関連の著書が多く
エロ・グロ系が苦手な方には
ちょっとへヴィな内容かもです
しかし
死体をまるで
排泄物のように忌み嫌い
タブー視する現代において
(排泄物も忌み嫌っちゃあいけませんね)
敢えてその蓋を開け放ち
ありのままの「死」の姿を
探ろうとする作業を
悪趣味と片付けるのは
ちょっと待ってください
腐乱していく死体も
毎日垂れ流される糞尿も
その温度や香りを慈しみ
社会や他者の不完全さを
受容して愛しむ
僕が普段食べているハンバーガーも
子を持ち親を持つ
(子は産んでないかもね)
生身の動物が
殺害され
皮を剥がされ
内臓を引き摺り出され
細かく切り刻まれた後
ミンチにされ・・・・・・・・
僕自身もそう遠くない日に
彼らと同様死にます
生きている現在に
他者が死ぬ
自分が死ぬ
って事を生々しく感じ
この生を考える
その上でこの時間を
如何に過ごすか
・・・・・・・・
あらあら話が段々と
(強引に話を切り替えます)
十年ちょっと前
(多分に興味本位で)
医療関係の方に
無理を聞いていただき
某医大の資料庫?へ
入れてもらい
「刺青の皮膚」を
鑑賞に伺ったことがあります
その時も結局は
他の膨大で様々な「資料さま達」を前にして
(成人の方の全身標本なんかもあったりで)
刺青ドコロデハナクナリ
全体を真剣な気持ちで見学させていただきました
その瞬間に僕に与えられている時間(生命)を
そして僕以外のあらゆる生命について
考える機会を強烈な衝撃をもって頂きました
この本も「刺青の皮を剥ぐ博士」という
センセーショナルな小題だけではなく
死と生を考える一つのきっかけとして
手にとってもらえたらいいなぁ
です
刺青|賽天 - www.psyten.com
福士博士の巻でちょいと触れた本書
早稲田大学文学部卒で
産経新聞社出身の編集者
下川耿史氏の著書
三つのカテゴリーに分類された全十七編
目次を追ってみると
・死体の文化史
死体化粧チームの頃
二十三人の死刑囚の死を見た男
「私は戦争で殺されることの礼讃者
刺青の皮を剥ぐ博士
心中遺体鑑識百名の温泉医
ある戦死志願者のこと
ある人肉嗜食者の回想
・死体の事典
東京大空襲・生き地獄のショーウィンドー
釜石空襲・艦砲射撃で人間のブツ切り
大阪大空襲・旋風に吹き上げられて墜落死
死体解体者の法悦
腹上死・死に至るまで生の昂揚
・死の全書
千年王国の訪問者たち
死の実験家たち
パロディの名演家たち
死の洒落者たち
黄泉国の住人たち
福士勝成博士は
「刺青の皮を剥ぐ博士」で
取り上げられています
本書の著者である下川氏は
作家さんではなくて編集者さん
性風俗史関連の著書が多く
エロ・グロ系が苦手な方には
ちょっとへヴィな内容かもです
しかし
死体をまるで
排泄物のように忌み嫌い
タブー視する現代において
(排泄物も忌み嫌っちゃあいけませんね)
敢えてその蓋を開け放ち
ありのままの「死」の姿を
探ろうとする作業を
悪趣味と片付けるのは
ちょっと待ってください
腐乱していく死体も
毎日垂れ流される糞尿も
その温度や香りを慈しみ
社会や他者の不完全さを
受容して愛しむ
僕が普段食べているハンバーガーも
子を持ち親を持つ
(子は産んでないかもね)
生身の動物が
殺害され
皮を剥がされ
内臓を引き摺り出され
細かく切り刻まれた後
ミンチにされ・・・・・・・・
僕自身もそう遠くない日に
彼らと同様死にます
生きている現在に
他者が死ぬ
自分が死ぬ
って事を生々しく感じ
この生を考える
その上でこの時間を
如何に過ごすか
・・・・・・・・
あらあら話が段々と
(強引に話を切り替えます)
十年ちょっと前
(多分に興味本位で)
医療関係の方に
無理を聞いていただき
某医大の資料庫?へ
入れてもらい
「刺青の皮膚」を
鑑賞に伺ったことがあります
その時も結局は
他の膨大で様々な「資料さま達」を前にして
(成人の方の全身標本なんかもあったりで)
刺青ドコロデハナクナリ
全体を真剣な気持ちで見学させていただきました
その瞬間に僕に与えられている時間(生命)を
そして僕以外のあらゆる生命について
考える機会を強烈な衝撃をもって頂きました
この本も「刺青の皮を剥ぐ博士」という
センセーショナルな小題だけではなく
死と生を考える一つのきっかけとして
手にとってもらえたらいいなぁ
です
刺青|賽天 - www.psyten.com
