刺青|賽のじ雑記 -601ページ目
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藍像 須藤昌人「刺青」写真集

藍像1いろはのいの字は藍像 須藤昌人「刺青」写真集

昭和60年に写真家須藤昌人氏の写真集ということで出版された大判刺青写真集です。

登場する方々の刺青も、技術的には十分に成熟し、まだ和彫りなんて言葉が必要のない時代の、純粋でブレのないニッポンのほりものです。

ともすると原寸大以上にクローズアップされた刺青からは、職人達の指先の痕跡までが伝わってきます。

さすがはプロの写真家さんの仕事で、僕などの撮るカタログ的な素人写真では表現できないリアリティのある迫力の写真が満載です。

藍像2

刺青写真以外にも、刺青に関する著作もある劇作家飯沢匡氏、日本アバンギャルド映画の父ともいえる映画批評家ドナルド・リチー氏による冒頭の愛情溢れる文章も必読です。

新品ではもう流通していませんが、刺青の写真集としては版を重ねて部数も結構あるようで、古本でということにはなりますが、比較的手に入りやすいと思います。

この写真集に収められている「藍像」たちは僕の憧れる1番の「ほりもの像」です。


アマゾンで見てみたらマーケットプレイスに魅力的な価格で出品されてました。
古本なんでいつまで出ているかは不明ですが、リンクを張っておきます。

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興味のある人はどうぞ!


刺青|賽天 - www.psyten.com

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