茜川莉奈
たぶんここを開けると誰かいるんだろーなー
櫻佑璃圭
お?莉奈ちゃんだ~
茜川莉奈
ほら、いますよね~・・・
って佑璃圭ちゃん!!
月下宵那美高校と
癒着でも始めたのかなあの人・・・
櫻佑璃圭
おはー。
元気そーだねー
あかねがわん
わっふん
茜川莉奈
って・・・わんちゃんがすごい懐いてるねっ!?
櫻佑璃圭
ああ、あたし犬飼ってるからね。
可愛がり方がこの子のツボをついてるんじゃん?
茜川莉奈
ほへ~・・・わんちゃんは佑璃圭ちゃんに懐いて
ねこちゃんは葵ちゃんに懐いてる・・・。
わたしには未だに懐いてない感あるのに(´_ゝ`)
七條純夏
(´~`)モグモグ
茜川莉奈
あ、七條くんもいる・・・お食事中だね?
それに今日は珍しくしゃべりそう
櫻佑璃圭
どういうこと!?
この人、しゃべらない人なの?
七條純夏
先ほどまでしゃべっていただろう?
櫻佑璃圭
あ、そうだ。饒舌ではなかったけど、
めんどくさそうにしゃべってたわ
七條純夏
それで?いつからここは高校生にも
門戸を開くようになったんだ?
茜川莉奈
それはわたしが聞きたいよっ!!
七條純夏
最初の子は兄がストーカーの被害に
あってるそうで、どうしたらいいのかと。
切実な相談を持ってきたから対応したまでだ
茜川莉奈
なんにもしゃべってなかったじゃん!!
櫻佑璃圭
あ~それでか~・・・葵ちゃんが急に
水を得た魚のように活躍しだしたのは
茜川莉奈
何を吹き込んだんですかぁ~
七條純夏
吹き込むとは人聞きの悪い。
ただ単に、最終的に勝つのは
君だから大丈夫。血より深い絆はない。
だから目の前の連中は全員ぶちのめせと
アドバイスしておいた
茜川莉奈
だから、なんもしゃべってなかったんですよ!
あなたたち!!
櫻佑璃圭
物騒なアドバイスしてんね・・・
茜川莉奈
純真な女子高生に何を吹き込んでんのよ~
櫻佑璃圭
ここだと奇妙なことになりかねないね。
・・・帰ろ(/・ω・)/
茜川莉奈
ああ!?待って佑璃圭ちゃん!!
相談があったんじゃないの~!?
七條純夏
相談事なら君たちで解決してくれ
茜川莉奈
こらっ!七條くん、なんてこと言うの!
あ~・・・帰っちゃったよぅ
七條純夏
全く・・・何だったんだ
#35に続く