こんにちは。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
引き続き、認知行動アプローチとはどんなことを学ぶのか、
放送大学「認知行動療法」のシラバスから見てみます。(私も勉強中)
人の状態や状況、また性格やニーズはさまざまなので、この中から、その人に合った方法を使っていけばよいと思います。
心理療法の効果は、結局、技法というより人によるので、どんなによいといわれる療法であっても、不適切な使い方をすれば、逆効果になるでしょう。
反対に、よい療法家であれば、あまり技法を問わないものでもあると思います。
セラピスト / カウンセラーの仕事には、その人の人生すべてが反映されるともいえます。
役者と同じく、先代を「襲名」したとしても、結局は「一代芸」だと、私は思っています。
セラピスト / カウンセラーさんの人間観が問われるところです。
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6 行動変容技法の基礎
主要な方法である行動変容技法について、その理論的基礎である行動分析学から考える。オペラント行動が変容するメカニズムの機能的な理解。
キーワード : 行動分析学、応用行動分析、オペラント条件づけ、ABCモデル、機能分析、動機づけ操作
7 行動変容技法の発展(1)
応用行動分析による支援。発達障害などを抱える対象者への支援の実践。
キーワード : ポジティブ行動支援、随伴性マネジメント、スキル形成マネジメント、発達支援、学校臨床
8 行動変容技法の発展(2)
臨床行動分析による支援。不安やうつなどの問題を抱える対象者への支援の実践。行動分析学や関係フレーム理論の枠組みを心理療法に適用する。
キーワード : 関係フレーム理論、ルール支配行動、臨床行動分析、アクセプタンス&コミットメントセラピー
9 技法 : エクスポージャー(1)原理
強い不安や恐怖、嫌悪反応のために就労や就学、また日常生活が困難になっている事例に対して、「避けたい」という衝動が引き起こされる状況に段階的に自らをさらしていく方法。
10 技法 : エクスポージャー(2)
さまざまな応用
エクスポージャーのバリエーション。回避行動が症状を維持するという理論。
キーワード : エクスポージャー(段階的、短時間、集中的、現実、想像)、持続エクスポージャー、内部感覚エクスポージャー法、拮抗条件づけ反応、儀式妨害(反応妨害)、安全行動、侵入思考、思考抑制の逆説効果
つづく…