LIVE「あずましうたほ 秋葉原 2024.4.29」 | PSYCHO村上の全然新しくなゐ話

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発売より時間が経過したアルバム、シングル、DVD、楽曲等にスポットを当て、当時のアーティストを取り巻く環境や、時代背景、今だから見えてくる当時の様子などを交え、作品を再検証。

あずましうたほ 秋葉原ギャラクシー 2024.4.29

あずましうたほ氏の、アイドル活動7周年を記念したライヴが秋葉原ギャラクシーで行われた。昨年(2023年)開催された生誕祭において、あずまし氏は年齢を公表。青森から上京した経緯も踏まえ、アイドル活動に懸ける「本気度」をファンは強く認識する事となった。

 

世の中にアイドルは星の数ほど存在すると思うが、あずまし氏ほど人間的魅力に溢れた素晴らしい方は他にいない。周囲の人々を照らし、明るい気持ちにさせる太陽の如き魅力を放っている。だが、その背景には明確な決意と信念を持ってアイドル活動に臨んでいると伺わせる。

 

ライヴのMCで少々ふれられているように、あずまし氏は本公演の後、暫しの活動休止期間に入る。グループ在籍時代を含めアイドルとして、更にはAiVER.のスタッフとして全力で駆け抜けて来た あずまし氏にとって、このライヴはひとつの節目となるに違いない。

 

朝10時30分という早い時間帯の出演であるものの、フロアには あずまし氏のファン、AiVER.のファンと様々な分野のファンが集結していた。10時30分になると「桜☆百景☆花吹雪」のイントロが流れて あずまし氏が登場。

 

同曲を歌う際の あずまし氏は、法被を着てパフォーマンスするのが恒例となっている。これは本公演でもキッチリと再現された。ステージ後方がLEDのスクリーンになっており、桜を基調とした色彩、桜吹雪のイメージ映像が映し出される前でのパフォーマンスである。

 

サビでは「さくーら さくーら ふぶき」と書かれたボードを あずまし氏が掲げ、フロアでは観客の大合唱を誘う。更に間奏で「今日で7周年です!」と叫び、拍手と歓声を浴びている。歌い終えると法被を脱いで、従来の黄色&チェック柄の衣装となった。

 

挨拶MCでは「朝10時半という早い時間から集まってくれて、ありがとうございます。いつもなら私は、まだ寝ている時間です」と言い、フロアから笑いの声が聞かれた。先ほどの「桜☆百景☆花吹雪」の勢いを持続したまま、2曲目「ファイティングぷんとこ!」へ。

 

これまたアップテンポな曲調に、フロアは爆発的な盛り上がりを見せた。あずまし氏御自身も運動量を必要とするダンス・パフォーマンスを披露。フロア後方には以降の出演者のファンと思われる方が数名おられ、最初は様子を伺っていたが、本曲ではコールに参加しておられた。フロア全体を巻き込んだ盛り上がりに。

 

持ち時間15分なので次が最後の楽曲。「Your Melodies」をここに配置したのは、あずまし氏からファンに向けたメッセージと解釈してみてはどうか。あずまし氏はステージを左右に移動し、フロアのファンひとりひとりと目線を合わせる。対話するかのように歌詞の一語一語を丁寧に歌っている。

 

歌い終えると「プチ休止期間」の話も含め観客に挨拶。あずまし氏はステージを去った。全力で走り続けたからこそ休息も必要である。これまでの あずまし氏の活動を振り返りつつ、今は次なる活動の情報が発表される日を待ちたいところだ。

 

セット・リスト

 

①桜☆百景☆花吹雪

②ファイティングぷんとこ!

③Your Melodies