藤:「何を悩んでいるんだ?」
熊:「職業を変えたいと思っていてさ、
別に今の仕事に物凄く不満があるわけでもないんだけれども、
他のことをやりたくなった」
藤:「他のことってなんだよ?」
熊:「営業だよ。
営業の基本の本を読んでみて、
そもそも内気な僕には営業なんて
出来ないかなと思っていたけれども、
御用聞きをして問題を解決していくことを
考えればいいという発想になって、
その方が面白そうな気がしてきた」
藤:「…でも、会社を作るという目標はどうするんだ?」
熊:「そもそも、このブログ、一年間以内に一千万円を
手にしないと僕は死ぬだからさ、
営業で一千万円稼ぐつもりで
やるしかないんじゃないかと思ってさ」
藤:「…そんなにうまくいくか?」
熊:「少なくとも言えるのは、
会社を作るにしろ会社に入るにしろトップにならないと
一千万円に至ることはないということだろう。
いろいろな営業はあるけれども、
不動産系の営業ならば
何とか一千万円を超える可能性もゼロじゃない。
やってみる価値はあると思うんだ」
藤:「今まで積み重ねたものはどうする?」
熊:「大したものを積み重ねていないから
捨てるのは簡単だけれども、
取り敢えず、アイディアを練るというのは続けたい気もする。
このブログでやるかどうかはよくわからないけれどもさ」
藤:「ていうか、お前が営業で採用されるかどうかが
そもそもわからないけれどもさ、それでもいいのか?」
熊:「まあ、二か月就職してみて、それで全滅ならば、
その時はその時だろう。
一応明日はお休みだから一着も持っていないスーツやネクタイ、
新しい髭剃りなんかを購入してみることにしようと思っている。
因みに歯医者にもいくつもりだ」
藤:「お前にしてはアクティブな動きをするな」
熊:「今のままだと社会人の経験もなく
起業することになるからな。
何がわからないのかがわからない状態だから、
取り敢えず三年位は様子を見て
社会に溶け込めるように頑張ろうと思う」
藤:「元引きこもりが営業か。
どれくらい通用するのか楽しみだな」