(前回の関連記事は「信念と力」です。)
励ます
劇団 「前回の記事は『信念と力 』ということで、受講者Nさんが
職場の先輩からパワハラを受けた話の続きを知りたいという
要望に応えながらも、
(Nさんのようにパワハラを受けてやり返したらどうなるのか?)
という疑問にも答えていたんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
劇団 「CSさんはこの疑問に対して、日光東照宮とご神体(徳川家康)を
引き合いにして答えていました。」
↓
60年間戦争を続けた家康の影響で、敵・味方、その家族、
合戦に巻き込まれた民衆を含めれば、数えきれないくらいの
人たちが命を失ったり、つらい目に遭ったわけです。
今、あなたが参拝している
神社のご神体は51回
戦争してますから!!!
日本人は深層意識レベルから(家康は徳川幕府を開いて250年間の
平和な時代を築いた偉大な人物だ。)という思考を数百年かけて
刷り込まされてきた。
それは常識化して、集合意識レベルの信念となっている。
日光東照宮について言えば、天海上人の風水の知識を利用して
江戸を囲む結界の1つとして設定した。
宗教施設を結界の一部として利用することにより
風水の効果は倍増する。
日光東照宮を信仰し、参拝する人々の思念が何十年、何百年と
蓄積すればするほど、それは日光東照宮自体のエネルギーを
高めていくわけです。
霊的な力(パワー)が日々、増大していく。
要するに、
信念と力(パワー)の強さがあれば、
黒いものでも白いものにできる。
これが現実です!
劇団 「結論としては、信念と力(パワー)のある人間が勝つ
という事なんですね。」
CS 「まとめますと、
①信念があるから
②霊的パワーが生まれ
③霊的パワーが強力であればあるほど
術の効果が上がる
となります。」
「上記の原理は術の本質なのですが、このうち信念について
誤解している人が多いようです。」
「よく、願望実現に関する書籍やサイトで、
(わたしは〇〇を達成しました)と心の中で毎日唱えるといい。
という類を見かけるのですが、これを実践している人のほとんどは
波動的に見ると逆効果になっています。」
劇団 「えっ、ボクは願望実現を唱え続けていたら『成功するという信念』が
強化されると思っていました。」
CS 「今回の記事を書くために、試しに願望実現の言葉を唱え続ける事を
実践している方々のブログを検索して5つのサイト開いていみたのですが、
その全てから
困った人間が何かに必死にすがりついているような重い波動
を感じて胸が詰まりました。」
「こういう重い波動を出していたら、気の毒ですが願望実現はなかなか
難しいでしょうね。」
劇団 「そうですか?」
CS 「例えば、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスといった
巨大企業の創始者を考えると・・・、 」
CS 「彼らは、
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
なんて唱え続けたりはしなかったはずです。」
「ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズはそんな言葉を唱えている暇があったら、
頭を働かせて仕事をしていたはずです。」
「もし、こうしてひたすら唱え続けている人がいたら、
それは願望実現の言葉というよりは、自分を無理やり元気づけるための、
自分励まし言葉
と呼んだ方がいいような気がします。」
劇団 「そう言われたらそうですよね。」
CS 「このように、わたしから見ると願望実現の言葉を唱え続けている人は、
信念が無いから、自分を励ますために無理やり唱え続けている。
という気がします。」
劇団 「前回の記事でボクが、
(普通の人はどうすれば信念と力(パワー)が手に入るんですか?)
と質問したらCSさんは、
(ですから、その基礎となるのが『本質と人格の一体化』なわけです。)
と答えていましたが、成功者はどうやって信念と力を強化したのでしょうか?」
CS 「人それぞれ方法はあるのでしょうが、スティーブ・ジョブズは禅を実践して
いました。」
劇団 「禅ですか?」
CS 「過去の記事でも、わたしは(禅の目的とは本質と人格の一体化である)
と何度か紹介した事があります。」
(以下は過去記事からの抜粋です)
『神秘行を続けていても何も起きない理由』
今までいろいろな人の波動を読みながら観察していて分かったのは、
世の中には心理的に物事に動じない人と、すぐ揺れ動く人がいます。
わたしはこの精神力の強さを「マインド」「器」と呼ぶようになりました。
この精神力の強さ(=「マインド」)は、波動にも反映されていて、
その人の波動を読むと強弱が一発で分かります。
そして、「マインド」が弱い人は何をやってもモノにならないんですね。
これはわたしも見ていて不思議になる位の絶対的確率です。
ビジネス、スポーツ、試験、神秘行、恋愛、何をやってもマインドが
弱い人は負け続けます。
また、弱い人ほど学校や職場などの集団内で徹底的に攻撃されたり、
あらゆる局面で被害者になります。
何をやっても長続きしないし、ちょっと成功してもすぐダメになります。
また、いつも感情が不安定で確固とした1つの態度を貫く事が
出来ません。
わたしは神秘行を続けているうちにこのマインドの正体が、
ロシアの神秘思想家グルジェフが言う「本質」、
禅宗の「空」と同じものだということが理解できるようになりました。
人間の日常意識のさらに奥には、現実世界には影響されない
(不変の部分)が存在しています。
心理学者C・G・ユングは幼少期からこの存在について
自覚していて、
第2の人格、自分の中の老賢者
などと呼んでいました。
しかし、生まれつきこの不変の部分(マインド・本質)との
結びつきの強さには個人差があります。
禅寺で禅僧が一心不乱に庭を掃いている。
禅寺で僧侶をしているということは彼の意識には(悟りを開きたい)という
意識の方向性がある。
彼が熱心な禅僧なら(庭を掃く)という行為に意識を集中して一心不乱に
掃除を行う。
そこには精神的緊張感があります。
そして、庭を掃き終わった後は座禅を終えた後のように雑念は消えて
意識がすっきりしている。
彼は(庭を掃く)という行為を通じて(結晶化)を押し進めたわけです。
(抜粋部分終了)
劇団 「確かに言われてみれば、CSさんは禅の有効性について
何度も説明していたんですね。」
「じゃあ、願望実現の言葉を唱えるよりも、禅を行えば
スティーブ・ジョブズのように成功できるという事なんですね。」
CS 「うーん、そういう質問をするという事は、劇団さんとわたしは
根本的な考え方が真逆なのでしょうね。」
劇団「どういうことですか?」
CS 「わたしの考えではもともと本質と人格の結びつきが強く、
信念と力を持った人間が成功するんです。」
「これはプロスポーツで、先天的にアスリートとしての優れた肉体的素質と
才能を備えている人間がトレーニングを続けて成功するのと同じです。」
「スティーブ・ジョブズが禅を行ってたのは、例えるなら優秀な素質に恵まれた
アスリートがメンタルトレーニングでさらに磨きをかけるようなものですね。」
劇団 「先ほど話に出た巨大企業の創始者たちはもともと信念があった上で
努力したから成功したということなんですね。」
「それでは、成功者の信念と、願望実現の言葉を何枚回唱えても
ダメな人の信念はどう違うんですか?」
CS 「この点ついて受講者に説明する時は、ジャック・ドーシーの話をします。」
劇団 「その人の名前は初めて聞きました。」
CS 「ジャック・ドーシーはTwitterの創始者の1人なのですが、
会社が成功を収めてから紆余曲折あり、
『Twitterでは自分がイメージする未来を実現できない。』
と言い残して退社してしまいました。」
劇団 「(自分がイメージする未来を実現できないから退社する。)
というのは面白い理由ですね。」
CS 「ジャック・ドーシーの波動を読むと普通一般人のような前頭葉の重さが無く、
逆に額のチャクラがぽっかり開いていて、そこから遠くの未来を見通している
ような明晰な意識を感じます。」
「以下はジャック・ドーシーの言葉と、彼についての記事の抜粋です。」
↓
実行に移したアイデアは、たとえそのとき上手くいかなくても、
たいていいつか、もう一度浮かび上がってくるもの
(イベント「99U」で行った同氏の講演内容より引用)
「ツイッターやスクエアが結果的に成功したから、そう言えるのだろう」
と思うかもしれません。
たしかにそうかもしれませんが、ドーシー氏はツイッター創業以前、
それこそ学生時代から、このプロセスを続けてきました。
幼少期の頃から地図が大好きだったドーシー氏は、プログラミングと出会い、
パソコンのスクリーンに映しだされた地図上で「点」を自在に動かすプログラムを
開発しました。
そして、彼はこのプログラムのよい使いみちを探し始めました。
当時はこのプログラムに何の意味も見いだせませんでした。
しかしその後、彼が都市の交通システムに興味を持ち、救急車などクルマの移動を
コンピュータ上で可視化したいと考えたときに「点」のプログラムを開発したことを思い出し、
それを活用して実現しました。
アイデアの連鎖はやがてツイッターにつながります。
ドーシー氏は、交通システムを可視化するうち、人々や気持ちのやりとりを可視化する
というアイデアを着想。
昔、点のプログラミングの開発を「失敗」で終わらせなかったからこそ、
今のツイッターがあるのです。
(抜粋部分終了)
劇団 「なるほど。ジャック・ドーシーはアイディアが頭の中に浮かんできて、
それを実現するために行動するわけですね。」
CS 「Twitterを退社した後はSquareというiPhoneなどのスマートフォンを
クレジットカード決済端末にするサービス会社を設立しています。」
CS 「数年前に来日した時のインタビューを雑誌で読んだのですが、
Squareを設立する前に頭の中にイメージが浮かんできたそうです。」
朝、オフィスに向かう途中でコーヒーが飲みたくなり行きつけの
カフェに入る。
まだ店内はすいていて、カウンターにいる馴染みの店員に
軽く声をかける。
カウンターでコーヒーを注文しようと近づくが、店内に入った時に
すでに眼球の虹彩データからカード情報が呼び出されていて、
店員にコーヒーを頼んだ瞬間に音声認識で決済は自動完了している。
コーヒーをゆったりと味わってから店を出る。
劇団 「願望実現の内容が、映画のワンシーンのようにはっきり映像として
浮かんでくるんですね。」
CS 「この浮かんできたイメージを実現するために彼は行動している。」
「言い換えれば、
意識の深いところから未来のイメージが浮かんできた瞬間に、
すでに強固な信念が出来上がっている。
というわけです。」
「逆に、何も浮かんでこない人間は、
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。オレは大金持ちになる。
と必死に何万回も唱え続ける。」
「この差は大きいですね。」
「ちなみに2018年12月時点でのジャック・ドーシーの資産額は
47億ドル(約5300億円)だそうです。」
劇団 「うーん・・・・・。」
CS 「わたし自身はイメージや言葉といった情報が降りてきてから、
それに向かって行動するうちに現実化していくシャーマンタイプで
ジャック・ドーシーとはまたタイプが違うと思いますが、
情報を受け取ってから行動する点は似ているように
感じます。」
「無理に唱えたりはしませんね。」
「ただ、受講者と願望実現について話していると、願いを強く唱え続ける事
だと考えている人がほとんどです。」
「願望実現のための信念と、自分を励ますことは全く別なのに、
この違いを理解出来ないわけです。」
「たまに、(いえ、ボクはその感覚わかります。)という人がいるのですが、
その人自身を客観的に観察すると、仕事や恋愛、金運など全般的に
うまく行っていない。」
劇団 「客観的に自分を見れない上に人の話を聞かないタイプですね。」
CS 「経験上、こういうタイプは一番改善しません。」
「何万回唱えるタイプの方が、逆に性格が素直というか真面目だから
きっかけがあってチューニングできればうまく行くのかもしれない。」
「というより、数万回では無理でも(オレは大金持ちになる。)と
1億回でも100億回でも唱えたら本当に大金持ちになったりして。」
「どうなんだろう?」
「実際にやったことが無いからわからないな。」
劇団 「ちょっとボクは試す気になりませんけどね(笑)」
CS 「ちなみに、ジャック・ドーシーは日本の禅寺庭園の愛好家だそうです・・・。」
※次回の記事更新日は1月20日になります。
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