神秘行を続けていても何も起きない理由 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「電脳仙人 」です)


神秘行を続けていても何も起きない理由

わたしがいろいろな人の波動を読んでいて感じることは、

人間は自分で考えているよりも、はるかに周囲の環境から
影響を受けている。


という事です。

最も強力に影響を受けるのは、他人から放射される思念波です。

この思念波についてわたしの指導体系では「精・気・神」の内の

「気」に該当するエネルギーと定義しています。


わたしの指導で順当に行が進んで「精⇒気」へとエネルギーが

変化した受講者は必ず思念波を感覚化するようになります。


逆に「精」レベルでのみ気を鍛練している修行者は、

いくら気脈が開いても思念波の影響を自覚できるように

なりません。

本来、人によって放射する思念波の性質は違うのですが、

個人が集まり集団が形成されて年月を経るうちに、今度は

その集団自体が独自のエネルギーを放射するようになります。

仙道研究家 高藤聡一郎氏の著書「仙道帝財術」に、
気の感覚を利用した株式投資法として、以下の文章が
あります。

まず、新聞の株式欄から強く「気」がでている部分の業種に
関するページを開く。そして、そこに手をかざす。

さて、こうしていくと、同じ業種に属する会社であっても、
そこからでている「気」の強さに違いがあることが分かるはずだ。

この方法でたいがいの情報(上がりそうか、それとも下がるのか、
あるいは長期持続か、乱高下気味なのか)はわかるのだが、より
正確にこれを知るためには、もう少し詳しい資料に手をかざした
方がいい。


これを読むと、個人の集合体である株式会社自体が、人間のように
独自の波動を放射していることがわかります。

これは逆に、

個人が本来持っていた波動が就職した会社の波動に同一化
されてしまう。


という事実も意味します。

特に日本人は集団のカラー(波動)に染まりやすい傾向があります。

わたしの個人的な経験ですが、数十年ぶりに学生時代の友人に
会ったりすると、風貌から話し方までいわゆる〈サラリーマン〉という
感じになっていて驚いたりします。

(逆に向こうからすると、わたしがどんな職業なのか見当が

つかないらしいです。)

また、同じサラリーマンでも属している業種や会社ごとに明確な
カラーがあります。

例えば、わたしは昔、病院に勤務していたのですが、
そこには色々な製薬会社のプロパーや、医療機器メーカーの
営業マンが出入りしていました。

よく観察していると、勤めている会社の規模によって態度のデカさが
違いますし、外資系と国内系ではスーツや時計、乗っている車種にも
ずいぶん差がありました。

医者からして、執刀専門の外科医は職人タイプといいますか体育会系の
バリバリ気合が入った人が多かったですし、逆に内科医は文系っぽくて
あまり感情を出さない傾向がありました。

医者以外の職員では、看護師は全体的に体育会系女子的な雰囲気が
強いのですが、特に助産師は気が強かったです。

これについては産婦人科医自体が減少傾向で、経験豊富な助産師の
需要が多く、医者と喧嘩して辞めてもすぐ仕事は見つかりますし、かつ
給料が高いという理由があったのだと思います。

わたしはリハビリ科にいたのですが、柔整師と理学療法士が妙に
張り合っているのが面白かったです。

柔整師は学生時代に柔道をしている人が多いせいか、学生時代の部活の
ノリがそのまま続いていて、加えて将来は開業を目指しているせいか
独立心が強い。

それに対して理学療法士は開業権がなく、「一生病院に勤める」という
意識が強いせいか、柔整師よりはサラリーマン的で仕事も理論的に
そつなくこなしていました。

しかし、お互いに治療の拠り所とする整形外科学、運動学という
基礎理論は同じなため妙にぶつかります。

まれに東洋医学に傾倒している医者がいたりするのですが、処方する薬が

やたらと漢方薬が多かったり、無農薬栽培食品がどうとか日常生活でも

こだわりがある人が多かったです。

このように選んだ職種・部署によって人間は影響されて独自のカラーを
持つようになります。

特に病院はこうして振り返っても、いろいろな人たちが集まる面白い
職場だったと思います。

TVで毎クールごとに必ず医療ドラマを放映している理由がよく
わかります。

一般企業でも社内で派閥が出来てお互いに足を引っ張りあったり、
時には協力もするのでしょうし、個人レベルでも出世争いをしたり、
仲良くしたり、中傷や噂話をしたりして最後は定年を迎えます。

これはこれで組織の中にいなければ味わえない面白い経験だと
思います。

ただ問題なのは、こうして組織で長年働いていると、自然と
「組織の一員」といった波動になってしまいます。

これに対して、わたしが一代で会社を築いた創業者の波動を読むと
部下たちとはまったく異質な波動を感じます。

そもそも波動の勢いが全く違いますし、とにかく精神力が半端なく
強いです。

これは持って生まれたものに加えて、長年の生き方の差が
出るのだと思います。

(Ⅰ)会社経営で生じる問題に対して常に自分で決断を下し、
   部下に命令していた人間

  
と、

(Ⅱ)問題が生じるとまず最初に社内マニュアルに従って行動し、

   次に上司の反応を予想しながら対処する人間

この2種類の生き方をしている人間の波動は当然違ってきます。

最近、富士山の文化遺産登録後の登山客の増加、登山料の試験的徴収が
ニュースになっていましたが、実は富士山ってけっこう危険な山で、1980年
のお盆には2度の落石があり、死者12名、重軽傷者31名を出す大惨事に
なりました。

その時に落石に遭遇しながら助かった家族がいたそうです。

落石が起きて1~2mの巨石が転げ落ちてきた瞬間に、父親が
奥さんと子供に、

「父さんの背中に2人一列に並んで、合図したらその方向に動くんだ。」

と言って2人を背後に並ばせてから、

落石が落ちてきて「右!」と叫びながら父親が避けたら、
奥さんと子供も父親の背中にぴったりくっつきながら
その方向に動く。

「左!」と叫んだら、逆の方向に3人がぴったりくっつき
ながら一緒に動いて避ける。

これを繰り返して助かったそうです。

その場にいた他の家族は、咄嗟の落石に慌てて家族がばらばらに
動いて犠牲になってしまいました。

落石という突然の出来事に対して、一瞬で家族に命令を下したこの
父親の判断力、行動力はすごいと思います。

どうしてこれだけの行動がとれたのかというと、この父親は一代で
会社を築いたワンマン社長だったそうです。

普段、自分が先頭に立って決断を下して部下に命令するというプロセスを
毎日繰り返しているために、落石という突然のアクシデントに見舞われた
時も冷静に家族に指示を出すことが出来たわけです。

逆に他人の命令に従う習性がついていると、日常業務には効率的に
対処できますが、突然のアクシデントに見舞われた時には対応が
遅れてしまいます。

それが命取りになるわけです。

会社勤めをしていた人にとって起業は落石事故のような
アクシデントと同じだと思います。

今までは勤めていた会社には定められた仕事のフォーマットがあり、
自分で対応できない問題が生じた時は上司に意見を聞けばよかった
わけです。

その上司が決定できないことはさらにその上の人間に判断をゆだねる。

会社組織というものはこういう構造になっています。

しかし、自分で起業する場合はそうはいきません。

①どのような業種を選ぶのか

②会社の資金・形態・所在地はどうするか

③どうやって顧客を集めるか

④どこの会社と取引をすればいいのか

⑤従業員は何人使うか

⑥募集して集まった中から誰を選ぶのか

⑦従業員が問題を起したらどう対処するのか


こういった無数の問題が次から次へと生じます。

そして、問題に対する100%の正解はありません。

東日本大震災のような不測の事態が何年後の何時何分に起きるのか、
はっきり分かる人は誰もいません。

起きた結果に対する責任は自分1人で引き受けるしかない。

自分の判断1つで自分の家族や、従業員とその家族が路頭に
迷うことになるのかもしれない。

よく言いますが、トップは本当に孤独なんですね。

逆に言うと、これだけのプレッシャーに耐えられる精神力を
持った人間でなければ成功できないわけです。

そう考えると、わたしが成功した創業者の波動を読んで、人並み外れた
波動の勢いと精神力の強さを感じたのは当然です。

このブログでわたしが何度も「マインド」「器」と言っている理由は
ここにあります。

今までいろいろな人の波動を読みながら観察していて分かったのは、
世の中には心理的に物事に動じない人と、すぐ揺れ動く人がいます。

わたしはこの精神力の強さを「マインド」「器」と呼ぶようになりました。

この
精神力の強さ(=「マインド」)は、波動にも反映されていて、
その人の波動を読むと強弱が一発で分かります。

そして、
「マインド」が弱い人は何をやってもモノにならないんですね。

これはわたしも見ていて不思議になる位の絶対的確率です。

ビジネス、スポーツ、試験、神秘行、恋愛、何をやってもマインドが
弱い人は負け続けます。

また、弱い人ほど学校や職場などの集団内で徹底的に攻撃されたり、

あらゆる局面で被害者になります。

何をやっても長続きしないし、ちょっと成功してもすぐダメになります。

また、いつも感情が不安定で確固とした1つの態度を貫く事が
出来ません。

わたしは神秘行を続けているうちにこのマインドの正体が、
ロシアの神秘思想家グルジェフが言う「本質」、禅宗の「空」と
同じものだということが理解できるようになりました。


人間の日常意識のさらに奥には、現実世界には影響されない

(不変の部分)が存在しています。


心理学者C・G・ユングは幼少期からこの存在について

自覚していて、


第2の人格、自分の中の老賢者


などと呼んでいました。


しかし、生まれつきこの不変の部分(マインド・本質)との

結びつきの強さには個人差があります。


例えば、西郷隆盛のように生まれつきどっしりと落ち着いた存在感があり
自分が正しいと信じたことは死の危険にさらされようが決して変えない、
強固なマインドを持った人物がいます。


その一方で、鳩山友○夫(「友愛」の一字をとって「友」)という、
朝と昼と夕方と晩と深夜では言う事がコロコロ変わるマインドの
かけらも無い人間もいます。


このように人によって生まれつきの個人差はあるのですが、真の意味で
神秘行が進んでいけばマインドは徐々に強化されていきます。


この作用が人間を深いレベルから変化させる原動力となるわけです。


わたしの経験から言うと、クンダリ二ー覚醒に代表される神秘体験や、
六神通のような超能力は「マインド」「本質」「空」が深化していく過程で
得られる結果に過ぎません。


仙道やクンダリ二ーヨガにおいても、最終的な目標は「タオ」「真我」に
到達することです。


しかし、神秘行を行うほとんどの人間は神秘体験や超能力こそが
目的だと勘違いします。

そして、神秘体験や超能力を求めてひたすら修行を続けるのですが、

「神秘体験や超能力を手に入れたい!」

という意識のブレが、「マインド」「本質」「空」への到達を妨げるために
かえって行は進みません。

わたしの元にも口癖のように、


〈早くクンダリ二ーを上げたい


〈早く超能力を覚醒させたい〉

〈早く丹道周天・大周天に到達したい〉

と焦って神秘行を行っている人が来ますが、そういうタイプに限って何も起きないし、
行も進みません。


自分で足枷を作っている事に本人は決して気が付かないわけです。


これは長年、神秘行を行っているのに何も得られない人に
ありがちなパターンです。


こういうタイプの人は指導してもすぐ来なくなります。


逆に結果を求めず、淡々と行を続ける人間がクンダリ二ーが
上がったり、超感覚がどんどん開きます。


早く結果を出そうと焦って神秘行を行う人はいろいろな気功家、霊能者、

ヒーラーの間を行ったり来たりしてあちこちで能力伝授を受けまくります。


そして、いろいろなエネルギーが混じって本人の波動はグチャグチャに
なってしまいます。

これは神秘行に限ったことではありませんが、昔からわたしが

いろいろな人の行動を観察していると、


この人は人生のすべてにおいてガツガツ結果を求めて、
かえって何やってもうまく行かないんだな・・・。


もう少し、忍耐強く我慢し続けていたら成功できただろうに。


なぜ、腰を落ち着けて1つの事を続けられないんだろう?


と感じるケースが多々あります。


高藤総一郎氏は「仙道帝財術」の中で

女性も金も縁が無い男がギラギラと迫ると、どちらも逃げていく。

と述べていますが、


これをわたし風に言い変えれば、

神秘体験も超能力もギラギラ迫ると、どちらも永遠に逃げていく。

となります。


 つづく



※次回の記事更新日は8月10日になります。


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