(前回の関連記事は「初伝奥義」です。)
スーッと吸い込まれるような
劇団 「前回の記事は『初伝奥義』ということで、
意識を落として眠りの状態になってイビキをかきながらも、
同時にかすかに意識を残して自分のイビキを聞いている
状態を創り出すんです。
身体は眠っていて動かずイビキをかいているわけで
完全なリラックス状態。
その時に対象の波動に繋がってエネルギーや術(設定)を
埋め込むように意図すると、スーッと相手の一番深いところに
入っていきます。
特にクンダリニーを活性化して丹道周天を開いたレベルの術者が
埋め込んだ場合、どんな一流の霊能者やヒーラー、気功家でも
除去は不可能です。
対象が亡くなって魂や霊体レベルの存在になった後も
半永久的に抜けないでしょうね。
と説明したんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「これに関しては、わたしが過去に様々な脳波音源で自分の脳波を
コントロールした経験について紹介しましたが、人によってベストな
意識状態は違っています。」
劇団 「必ずしも自分のいびきを聞くということにこだわらなくてもいいんですね。」
CS 「例えば、前回の記事を更新した数日後に大阪在住50代男性受講者 Wさん
から以下のようなメールをいただきました。」
> さて、今日16日の午前2時くらいと思われますが、
> まどろみ型クンダリーニと思われる経験をしましたので報告します。
> 寝ていて、良くない想念で壇中がシクシクちょっと痛み、
> このまま放っておけば風邪かインフルエンザになるような気がして
> ○○○○○○○をしていました。
(↑わたし独自の指導メソッドは○字としています。)
> その後しばらくして意識が遠のいた後だったかもしれません、
> 百会から○の方向につながりそうな、もう少しグッとつながれば
> この前のようなクンダリーニのような状態になりそうな感じがして
> 思い切ってグイッとつながってみました。
> すると、○からビリビリッというか、サーッと電流のような、
> ちょっと流体?、いや気体?のようなものが
> 足の方向に流れ続け、目の前には長さ5cm、幅2.5cmくらいの楕円形の輪郭で
> その中に氷の結晶のような筋の光がジリジリと光り続けていました。
> 2~3分くらいの出来事だったように思います。
> ブログに記述していただいた、イビキを聞いている状態に
> もしかして近かったのかもしれません。
> 普段の練習のときも、このような意識状態に近づくようにすれば
> より行の効果が現れるのではないかと思いました。
劇団 「なるほど。 W さんはまどろみ型クンダリニー体験を振り返って、
イビキを聞いている状態に近かったように感じたんですね。」
CS 「W さんが(いびきを聞いてる状態に近い)と感じた理由は、
(しばらくして意識が遠のいた後)というように、
身体は眠っていてほとんど意識は無い状態なのに、
(この前のようなクンダリーニのような状態になりそうな感じがして
思い切ってグイッとつながってみました。)
とわずかに意図を働かせることが出来るギリギリの意識状態が、
わたしの(イビキを聞いている状態で術をかける)と共通している
ためなのでしょう。」
劇団 「そのわずかに意図を働かせる事が出来る意識状態で術をかけると、
身体は眠っていて動かずイビキをかいているわけで完全なリラックス状態。
その時に対象の波動に繋がってエネルギーや術(設定)を埋め込むように
意図すると、スーッと相手の一番深いところに入っていきます。
となるんですね。」
CS 「ですから必ずしもいびきを聞く必要はありません。」
劇団 「では、その状態にあることを自覚する目安みたいなものはあるんでしょうか。」
CS 「それは
スーッと吸い込まれるような感覚
があるかどうかです。」
劇団 「スーッと吸い込まれるような感覚ですか?」
CS 「例えば、ボクシングの選手が(どんなパンチが一番効くか?)と聞かれると
攻防の流れの中で吸い込まれるように放たれたパンチが最も効く。
とよく答えます。」
「それは野球でも同様で天性の素質を持ったホームランバッターは見た感じ
軽く振っただけで打球をスタンドまで持って行きます。」
劇団 「まるでゴルフのスイングみたいにうまく力が抜けている印象です。」
CS 「本人にしてみれば、リラックス状態で滑らかにスイングして軽く当たった
瞬間のみのインパクトで、打球がスーッとスタンドまで吸い込まれていく
感触だったと思います。」
劇団 「なるほど! CS さんは 自分が深いリラックス状態で対象に波動や術を送って、
それがスーッと吸い込まれていく感触があることを目安にしているわけですね。」
CS 「これはいろいろな分野に応用が効いて、 例えば東京在住の50代男性受講者
Nさんは合気の道場に通っているのですが、稽古で相手に技をかけようとしても
なかなかうまくいかなかったそうです。」
「それがある時、昼間の仕事がハードで疲れきっていて夜の稽古を休もうと
思ったのですが、なんとか道場まで行き、半分意識が抜けたようなぼーっと
した状態で技の練習をしていて、
脱力状態でスーッと手を伸ばして触れたところ、技がかかって相手が吹っ飛んで
自分でも驚いたそうです。」
劇団 「この場合も脱力してスーッと技をかけたら相手が吸い込まれるように
投げ飛ばされたわけですね。」
CS 「そうです。」
「自分自身はある意味虚ろな状態なのに、自分の意図とは関係なく
スーッと技が決まり自動的に正しい位置に吸い込まれるていく感覚。」
「この感覚こそが、前回説明した初伝奥義ができているかどうかの目安になります。」
劇団 「そのスーッと吸い込まれる感覚が生じる時の脳波は人によって違うんですね。」
CS 「大谷翔平や受講者 Wさん、 Nさん、 それぞれ人によって違います。」
「それは応用する分野によっても違うでしょうし、当然個人差もあります。」
「その個人差というのは脳波だけではなく人それぞれの波動・エネルギーの
違いもあります。」
「これはヘミシンク CD で体外離脱を試みている人達に多い勘違いですが、
彼らは同じ音源で同じ脳波になれば同じように体外離脱できると思って
いるのですが、
実際はその人の波動エネルギーによって同じフォーカス12の音源を
聴いても起きる現象や移行する世界はまったく違ってくるわけです。」
「そういった波動面も考慮に入れる必要があります。」
劇団 「僕も、自分なりの(スーッと吸い込まれるような感じ)を探ってみます。」
CS 「私は最近思うのですが、その(スーッと吸い込まれるような感じ)自体が
目的なのではないかと考えたりもします。」
劇団 「それはどういうことでしょうか?」
CS 「プロゴルファーの松山英樹選手ですが、彼は他の日本人プレイヤーから見て
満足のいくショットを打っても不満げな表情をするんです。」
『松山英樹 今季ベスト「64」にも首ひねる』
3週ぶりのトーナメントの週末で堂々の優勝争いだ。
ノースカロライナ州で開催中の米国男子ツアー「ウィンダム選手権」2日目。
8位から出た松山英樹は6バーディ「64」(パー70)で回り、通算10アンダーとして
首位に2打差の2位タイに浮上した。
「ナイスプレー!ヒデキ!」「グッドラウンド!」。
18番ホールから引き上げる松山に、帰路に着くファンの声が飛ぶ。
そんな激励に答える「サンキュー…」のトーンはどこか低い。
今季ベストスコアをマークした感想は
「ヘンな感じがある。何でこんな位置にいるんだろう…
こんな位置にいる状態じゃないのにな…」
と、充実感が伴わないものだった。
(中略)
パーオンを逃した2ホール、7番と16番(いずれもパー3)はグリーンエッジ、バンカーから
寄せワンでピンチを切り抜けた。
そんな抜群の安定感を誇ってノーボギーでまとめても、本人納得のショットは
「しいて言えば1回か2回という感じ」
だという。
「悪くはないと思いたいんですけど、悪いんですよねえ。
いまはまだ、グリーンをとえられているので楽になっている。
イメージした球が出ないのがしんどい。」
劇団 「松山英樹はどんなに成績が良くても
ヘンな感じがある。何でこんな位置にいるんだろう…
こんな位置にいる状態じゃないのにな…
イメージした球が出ないのがしんどい。
というように正しい感覚を得られないと満足しないんですね。」
CS 「松山選手は、
①自分のイメージ
②身体の動き
③実際のボールの動き
が一致しなければ、どんなに成績が良くても満足しないという
主観的満足感に重きを置いています。」
「彼も先ほどわたしが説明した、
スーッと勝手に正しい位置に吸い込まれるていく感覚
を求めてプレーしているわけです。」
「でもこれって納得で、 ボクサーはパンチがスーッと吸い込まれるように入って
相手がKOされる感覚を得た時が一番嬉しいのでしょうし、
野球の打者は芯に当たった打球がスーッとスタンドに吸い込まれていって
ホームランになった感覚が忘れられないし、
受講者Nさんが合気道を続けているのも、脱力してスーッと触れた瞬間に相手が
空間に吸い込まれるように投げ飛ばされる感覚を得たいためなんです。」
「受講者Wさんもクンダリニー上昇や今回のような神秘体験を味わいたくて
意識を落とすトレーニングを続けていくと思います。」
「皆、正しい感覚を求めて生きているんです。」
劇団 「それが CSさんの場合は、
その時に対象の波動に繋がってエネルギーや術(設定)を埋め込むように
意図すると、スーッと相手の一番深いところに入っていきます。
特にクンダリニーを活性化して丹道周天を開いたレベルの術者が埋め込んだ場合、
どんな一流の霊能者やヒーラー、気功家でも除去は不可能です。
対象が亡くなって魂や霊体レベルの存在になった後も半永久的に
抜けないでしょうね。
という感覚を求めているんですね。」
CS 「人それぞれ(スーッと吸い込まれるような感覚)を得やすい分野が
あると思うのですが、それが私の場合は術や設定というニッチな
分野だったわけです。」
劇団 「じゃあ、気功指導も同じなんですか?」
CS 「いえ、気功指導では逆に受講者の深いところにはあまり設定を
入れないように気をつけています。」
劇団 「えっ、どうしてですか?」
CS 「深いところに入れるということは効果も大きいですが、
それだけ反動や危険性も高まるんです。」
「これは放射能を例にとるとわかりやすいのですが、放射能を武器として
利用する場合はポロニウムのように対象に放射性物質を送り込めば
細胞や遺伝子といった深部から破壊されます。」
「放射性物質入り茶」によるリトビネンコ氏暗殺に新展開
「放射能は五感では感じられない」とよく言われます。
しかし放射性物質も物質である以上、重さもあるし、形もあります。
目で見ることも、触ることも、場合によっては臭いを感じることすらできるものです。
ですが、これらの放射性物質が五感で感じられるほど身近にあるとすれば
人は生きていられません。
そればかりか、特殊な装置がないと計測できないほどのわずかな量で、
十分に人を殺すことができます。
2006年11月23日、旧KGB、ロシア連邦保安庁(FSB)の職員だった
アレクサンドル・リトビネンコさんがロンドンで毒殺されました。
毒として使われたのは「ポロニウム210」という放射性物質です。
おそらく食べ物や飲み水に混ぜられたのでしょうが、リトビネンコさんは
ポロニウムの「味」を感じることなどできなかったでしょう。
用いられた量は「100万分の1グラム」にも満たない量のはずだからです。
出典:小出裕章『原発のウソ』(扶桑社新書)
劇団 「怖い話ですけど、確かにそうです。」
CS 「しかし、これがガン細胞への放射線治療のように放射能を医療分野で
生命を救うことに利用しようとしたら、照射する放射線の強さや、照射時間、
照射部位など精細な設定が必要となります。」
↓
『高精度放射線治療計画装置』
~高精度放射線治療システムは放射線をミリ単位の精度で制御し、
多方向から病変部にピンポイントで放射線照射が行え、
正常組織へのダメージを最小限に抑えることができます。
劇団 「CSさんがよく言う、
プラモデルを壊すのは一瞬で簡単だけど、
創るのは手間と時間がかかって大変。
ということですね。」
CS 「特に願望実現なんかはヘタに強力な設定を深いところに入れると、
本人が予想しないような代償を払う事になって、後々エライ事に
なったりします。」
「ですから、わたしは受講者には術や願望実現についてはあまり話も
しませんし、深いところに設定は入れません。」
「行に必要なシンプルな設定だけを波動プログラミングとしてダウンロードして、
後は定期的に受講してわたしが指導したトレーニングを淡々と続けていけば、
大きい反動を抑えながらその人なりに神秘行を通じて自己実現できるわけです。」
「まぁ、欲の皮がつっぱった人ほど、あちこちの願望実現セミナーに行って
催眠やら伝授などで潜在意識に色々埋め込まれて、最後は意識と波動が
グチャグチャになって手のつけられない状態になってしまうのですが。」
劇団 「じゃあ、CSさんはどういう時に術や設定を深いところに入れるんですか?」
CS 「それはプライベートに関する事柄や人間関係、個人的に追求している実験です。」
「自分の事に関しては自己責任ですから、遠慮無く思いっきりやる事にしています。」
劇団 「納得しました。」
「ただ、前回の記事に出た受講者Mさんの調子が悪くなった話の
説明がありませんでしたが・・・。」
CS 「いえ、実は今回の話が受講者Mさんのエピソードに繋がってくるわけです。」
劇団 「なるほど、うまくまとめましたね。」
※次回の記事更新日は2月1日になります。
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