超・個人主義者 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「気功家と気功師の違い 」 です。)


 超・個人主義者
 
前回の記事では、気功家と気功師の違いについて説明しました。


気功によって高めた自らの気を


神秘行(気功)の上の段階に行くために使うのが


気功家


病人を苦しみから救うために使うのが


気功師


です。


これって生き方のベクトルが正反対です。


自分のことだけを考えて生きる気功家タイプと、


自分の身を犠牲にして他人のことを第一に考える気功師タイプ


わたしが今まで見てきた経験では神秘行をしている人の

9割以上は自分第一の気功家タイプです。


また、彼らが神秘行を始める動機も、


退屈な日常生活では味わえない神秘体験をしたい。


現実世界から離れてもっといい世界(違う次元)に行きたい。


→①現実世界からの逃避願望



この世の中の法則を知りたい。


→②知的好奇心の追求



自分の人生に意味を見出したい。


悟りを開いたブッダのような人間になりたい。


→③自分自身に対する無価値感から逃れたい



身体技法の1つとして神秘行を行う。


純粋に身体感覚を楽しみたい・深めたい。


身体変化に伴う意識の変化も味わいたい。


→④自分の存在をリアルに感じたい



超感覚・エネルギーを利用して現実世界での願望を叶えたい。


→⑤現実世界での欲望を満たしたい


といった5タイプに分けられます。


これら5タイプに共通しているのは「他人」が入って

こないことです。


あくまで、「自分がああなりたい。こうしたい。」という
自己中心主義になります。


仙道研究家 高藤総一朗氏が、仙人(仙道修行者)のことを


「超・個人主義者」


と呼んでいましたがその見方は正しいと思います。


例えば、このブログに度々登場する気功の元師匠は
気功を行う目的を「悟りを開くこと」としていました。


その悟りの内容は、論語に書かれているような道徳的で

世の中に貢献するような人間になることです。


そして、後年は弟子達に対して朝晩、論語を読んで、募金や

人助け、ゴミ拾いといった善行をするように教え諭していました。


わたしは元師匠がこうなる前に縁を切っていたのですが、
弟子だった時もその兆候は感じとっていました。


それは彼が主宰していた会報誌の記事で、当時、

電車内で起きた通り魔事件の話題に触れた時です。


その記事では、


もしも、自分がその場にいたら身を挺して女、子どもを守る。

  

弱いものを守るためにはいつでも命を捨てる覚悟は出来てやすぜ。

   

と書いていました。


おそらく彼は本心でそう書いていたのでしょうし、

立派な心がけだと思います。


ただ、それを読んだときにある種の危うさを感じました。


というのは、わたしから見て彼が気功を始めた動機は、


自分の人生に意味を見出したい。


悟りを開いたブッダのような人間になりたい。


→③自分自身に対する無価値感から逃れたい


のタイプです。


気功を通じてブッダや孔子のような人のために

貢献する立派な人間になりたかったわけです。


ただ、わたしから見れば元師匠の本来の性質は、


気功によって高めた自らの気を神秘行(気功)の上の段階に

行くために使う


→気功家タイプ


でした。


その証拠に彼は気功治療をしたがりませんでした。


そして、邪気を受けることに神経質でした。


実際にわたしが彼と会話している時に、当時、勤務していた病院で

仲のいい患者の話をしたところ、それが原因で患者の邪気とつながって

しまって、


「うわっ!病院に勤めていると、こんなひどい邪気を受けるんだなぁ。」


と露骨に嫌悪感を出していました。


しかし、その患者さんは70代の腰痛で悩んでいる女性で、

わたしから見れば、別にガンのような重病を患っていない

邪気の軽いタイプです。


あの程度の邪気で嫌がるということは、本当の重病人の
邪気には耐えられなかったと思います。


そういうわけで、元師匠は基本的に治療の依頼は

全て断っていました。


ただ、今のわたしから見ても、当時の彼は気功治療の

能力はかなり高かったと思います。


他人の気の流れを読む能力がピカイチでしたし、

丹道周天をやりこんでいてパワーもありました。


世の中にはたくさんの外気治療家がいますが、大部分の人は

立禅のような外気功しかしていませんし、内功をしていても

皮膚レベルの経絡小周天くらいです。


それ以外は、レイキのようなヒーリング系の能力伝授を

受けたのみで治療している人がほとんどです。


元師匠のように深部小周天、丹道周天をマスターして十分なパワーを

身につけた上で自在に気を流したり、他人の気の流れの変化や思念波を

手に取るように読み取る能力を持った治療家はほぼ皆無です。


もし、彼が本気で気功治療に取り組めば、病気に苦しんでいる人たちを
かなり救うことができたと思います。


しかし、それを行わなかった。


その理由として本人は、


自分は治療家の資格(鍼灸や柔整)を持っていません。

 

ですから、治療を行うことはできません。


と言っていました。


しかし、世の中、鍼灸や柔整のような国家資格持った上で

気功治療やヒーリングをしている人間はほとんどいません。


マッサージも含めて、みんな無資格で「自称治療家」で

看板を出してます。


それを「国家資格が無いから治療ができない。」というのは

全く説得力がありません。


それにお金をもらうのが問題になるのなら、無料で治療して

あげればいいだけの話です。


実際に、中国には無料で気功治療を行っている

気功師がいると聞いたことがあります。


ただ、例外として元師匠は遠隔気功治療は行っていました。


その内容は自分で作った気功グッズのエネルギーをある方法で

患者の波動と繋げて、グッズのパワーで遠隔治療をするという

ものでした。


自分は患者の邪気と繋がらずに気功グッズ任せで遠隔治療を
行っていたわけです。


だから遠隔のみは引き受けていたんですね。


それでは、なぜ気功治療を行わなかったか?といえば、


病人を苦しみから救うために使うのが


→気功師


ですから、気功師は神秘行としての上の段階には行けません。


修行で高められた気は全て患者の病気治療に使ってしまうからです。


これが理由です。


以上のように元師匠は、


気功で悟りを開いて、人助けや善行で世の中に役に立つ
立派な人間になろう。

  

もしも、自分がもしもその場にいたら身を挺して女、子どもを守る。

  

弱いものを守るためにはいつでも命を捨てる覚悟は出来てやすぜ。


と言いながらも、実際に自分が気功治療で身を挺して救うことが

出来る人たちは助けようとしなかったわけです。


言い換えれば、自分の身を犠牲にして人のために尽くす気功師タイプの

生き方をするように説きながらも、実際は自分第一の気功家タイプの

行動をしていました。


ここで誤解して欲しくないのは、別にわたしは元師匠を非難する
つもりはありません。


困った人を助けたいというのも本心なら、自分の修行がダメになるのが

嫌で気功治療をしたくないというのも彼の本心だったと思います。


それが人間というものなんでしょう。


ただ、わたしから見ると、神秘行の世界で言行不一致は命取りに

なります。


例えば、仙道研究家 高藤総一朗氏は、修行者が現世でさまよって
いる霊的存在に出会った場合の対処法として、以下のように説明して
います。


霊魂の問題は非常に関連があるから、軽く扱うわけにはいかない。


かといってあまり深入りするのも賛成できない。


自分の深層意識でも、深くかかわり合うとひどい自にあうことが
あるくらいだから、ましてや他の変な意識などとかかわり合ったら、
大変なことになる。


さ迷う以上、どんな救われがたい部分をもっているか見当が

つかないからだ。


自分がまだ救われていないのに、さらに余分なものまでしょい込む

必要はない。


とにかく、瞑想をするものにとって必要なのは、こういうものを他の気と
識別する能力だけである。


それさえ身についていれば、あとは自分から湧き出る深層意識と

同じように、第三者的にやりすごすほうが賢明だ。


そうしないと、ただの霊能者になり下がり、一生こうしたものの救済に
気をすりへらさなければならなくなる。


ここは一番、同情心いやお節介心を捨ててさらに高い境地に

邁進することだ。


これを読む限りでは、高藤氏は言葉と行動、共にバリバリの気功家タイプ、

かつ超・個人主義者です。


矛盾は一切ありません。



 つづく





※次回の記事更新日は9月1日になります。






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