Kさんのクンダリ二ー体験
最近、気づいてみると当ブログの記事内容が、
「土下座」「土下座」「土下座」「土下座」
「半沢直樹」「半沢直樹」「半沢直樹」
と、まるで故・淀川長治氏の映画解説並みにリフレインが
効いている状態になっていました。
ちなみに、わたしは若い頃、日曜洋画劇場で「コナン・ザ・グレート」を
繰り返し放送するのが不思議でたまらなかったのですが、
(日テレの「風の谷のナウシカ」の放映回数並みのしつこさです。)
後年、淀川氏の奇跡的名著「男と男のいる映画」を読んで、
その理由が理解できました。
また、「男と男のいる映画」は、わたしが男性間の波動関係に
着目するきっかけともなりました。
いずれ機会があれば当ブログで説明してみたいのですが、
男性間にもさまざまな種類の感情があるわけですね。
そういうわけで、今回は「土下座」「半沢直樹」からいったん離れて、
福島県の受講者Kさんの体験談を紹介したいと思います。
彼については過去記事「サウナに入ってクンダリ二ー」でも触れたことが
あるのですが、わたしの指導でクンダリ二ーが急速に活性化しています。
(もちろん、人それぞれに違った行が進むパターンがありますから、
受講者全員がクンダリ二ーがKさんのように活性化するわけでは
ありません。)
以下は2012年10月に送られたメールの抜粋です。
> いつもお世話になっております。
> Kです。
> お忙しいかと思いますが、
> 昨晩、おそらくクンダリニーの上昇と思われる体験をしましたので
> ご報告させて頂こうと思います。
> 就寝時の小周天を終えて意識を軽く全身に向けていたところ、
> 手足の先から軽い帯電感のような気感が全身に広がり、その後
> 尾骨に痛みが出たりしました。
> これはなにか来るかなという予感がありまして、
> しばらく意識を無にするようにしましたところ、少しの間意識が
>途切れ、金縛り状態に。
これは変性意識(トランス)になり、クンダリ二ーが覚醒を始めた状態です。
> 突然、車のエンジンのような轟音と振動が全身に広がり、白い電光の
>ような気が痛みとともに督脈をわりとゆっくり上昇して行きました。
わたしも過去にクンダリ二ーが上昇した時は耳元で
轟音を聞きました。
> その気は後頭部か頭頂のあたりまで来ていたと思います。
> その後2、3分ほどその状態が続き、徐々に収束していきました。
この体験をした当時の彼は、まだ経絡小周天(皮膚の浅いレベルを回る)
しか開いていなかったために、後頭部でほどんどの気が詰まってしまい、
残りが頭頂まで流れています。
頭頂に流れたエネルギーの影響については、わたしが万一クンダリ二ーが
上がった時のために、あらかじめ安全措置を講じておいたので、副作用は
起きませんでした。
安全措置は、わたし独自のオリジナル(波動プログラミング)による
エネルギー的対策なため詳細については説明できません。
> 一旦起きて頭を整理し、もう一度床に就くと
> また手足から全身に気感が広がりましたが、先ほどよりは弱く
> そのまま眠ってしまいました。
これは後頭部で詰まったエネルギーが逆流して手足から全身へと
流れたわけです。
> 起床後、日中と特に変化はありません が、督脈の気感が
>強くなったように感じます。
> 久々のことで危うく恐怖心に飲み込まれそうになりましたが、
> なんとか開き直って上昇を体験することができました。
この恐怖心に飲み込まれないことが重要です。
Kさん以外にも尾骨が振動を始めてクンダリ二ーが上昇しそうになる人は
いますが、そこで恐怖心に飲み込まれてしまうと、クンダリ二ー覚醒は
止まってしまいます。
中には2度と上昇しない人もいるくらいです。
> このような体験があると気功へのモチベーションが更に上がりますし、
> 先生の指導を受けて本当に良かったなあと感じます。
> これからも精進していきたいと思います。
> それから前回教えていただいた○○法ですが、非常に面白いです。
> 日常感じる怒りや不快感がその都度スーッと消えていきます。
> 小さな怒りが溜まらないので、大きな怒りや、見るものすべてに
>腹が立つという状態になることが今のところありません。
> こちらも続けていこうと思います。
> 長くなってしまいましたが今回の報告は以上です。
> 次回の受講もよろしくお願いします。
行を続けている人の中には、クンダリ二ーを上げる事のみを考えて、
精神面に全く注意が行かない人がいます。
逆にこういうタイプの人に限って何も起きないことが多いです。
クンダリ二ー上昇は精神と密接な関係があるわけです。
以下はさらに続けて3ヶ月後の報告です。
2013年1月
> いつもお世話になっております。
> Kです。
> クンダリニーの上昇かどうかわかりませんが、面白い体験をしましたので
> ご報告させていただきたいと思います。
> 昨晩、眠りについて午前2時頃に目が醒めたのですが、
> その時に督脈(特に命門から神道)が疼くような、脈動しているような
> 感じが出ていました。
一度眠りに入り夜中に目が覚めた時に半覚醒状態(トランス)となり、
神秘体験を得る方は受講者の中にもよく見られます。
> 身体に熱感もあり寝苦しかったので、落ち着けようと小周天を行いました。
> すると、気海に強い圧力がかかったり、玉枕に気を移したときに耳鳴りが
> したりしましたが、途中少しの間意識が途切れ、
> 気が付くと、全身が強い振動に包まれ、仰向けのまま布団から40㎝ほど
>浮き上がっていました。
これはいわゆる幽体離脱ですね。
わたしもクンダリ二ー上昇を体験した直後は何度か幽体離脱を体験しました。
Kさん以外の受講者の中には、クンダリ二ー上昇後、意図的に幽体離脱を
起すことが出来るようになった人もいます。
その方はわたしの受講をした日は、エネルギーがアップして4回も体脱したそうです。
しかし、わたし自身は1日にそんなに多く体脱した体験はありません。
> 体の輪郭をほとんど感じず、只々強い振動を体と周囲に感じながら浮かんでいました。
> しばらくその状態に身を任せていると、ふと「このまま戻れなくなるのでは?」と
> 怖くなりましたが
> 「もうどうにでもなれ!」と開き直った途端、
> 体の振動数が上がり、完全に体の感覚が消え去り、私は振動そのものに
> なりました。
わたしから見ると、ここがKさんの適性の高さです。
受講者の中にも体脱をしそうになる人はいるのですが、ほとんどの人は
恐怖心に飲み込まれてしまいます。
すると意識体が肉体の中に戻り体験は終わってしまいます。
クンダリ二ー上昇と同様で、あまりにも恐怖心が強いと2度と体脱体験が
起きなくなることもあるくらいです。
> そうしていると督脈を白い光が何度か通過し、
> その度に体が波打ちました。(この前か後は忘れましたが、印堂が
>さらに振動し白い光が見えました)
この頃のKさんは、わたしが深部小周天ルートの段階まで気脈を開いていました。
(前回のクンダリ二ー上昇体験があったため。)
そのせいで今回は額の印堂までエネルギーが流れて振動が起きたわけです。
> しばらくすると徐々に振動が弱く小さくなっていき、
> それに伴い体もゆっくりと降りてきて着地しました。
> 着地してからも20分ほどは、身体が微細に振動し
> 全身が静電気に包まれているような状態が続きました。
> 振動が収まると督脈の脈動や熱感は消えていました。
これはクンダリ二ーによる波動上昇が落ち着いてきたという事です。
> その後記録をとって再び床に就いたのですが、
これがKさんの優れている点で、わたしのアドバイスに従い、就寝時に
神秘体験が起きてもすぐに記録できるようにしています。
こういった、「体験→記録→体験→記録」というフィードバックがの繰り返しが
行の進歩には必要不可欠です。
これをわたしがいくら注意しても実行しない受講者がいます。
そういうタイプの人はなかなか行が進みません。
> 督脈と手足に熱感ではなく、ビリビリとした帯電感が出ました。
> クンダリニーが関係しているかどうかもわかりませんが、
> 面白い体験でしたのでご報告させていただきました。
今回はクンダリ二ーによる波動上昇が幽体離脱を引き起こした例です。
> 長くなってしまい申し訳ありません。
> これからもご指導よろしくお願いいたします。
わたしは今まで気功指導を行ってきて、神秘行を実践してどのような結果が
出るかを決定する要因は、本人の素質に加えて、神秘行向きの性格かどうか
が重要だということがよくわかるようになりました。
※次回の記事更新日は11月20日になります。

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