質問箱から
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カウンセラーに相談してみたいことがあるのですが口下手なのでためらっています
カウンセラーさんをイライラさせたりまともに聞いてもらえないのではと心配になって、ますます喋れなくなります
かならず話をしなければいけないのにどうしたらうまく話すことが出来るでしょうか
私のクライエントもこういう気持ちを持つ方が多いです(笑)
これ、実際カウンセラーに言えたらまだいいが、多くの方はこの気持ちを一人で抱えて、なかなか口から言えないかもしれません。
いつも私はニコニコと笑いながら、これについて話してたので、私がニコニコしてる様子を浮かべながら読んでください(笑)顔知らないから無理かw
まず、口下手でうまく話せないのが当たり前です。上手に話せる人はカウンセリングをそもそも必要としないのではないでしょうか?
「カウンセラーをイライラさせたり」
ふむふむ、なるほど。確かに、時々極端なケースで、私達も話を聞いててイライラしますが。
そこで、あなたの心配は2つの可能性がありますね。
①確かにあなたの喋り方は人をイライラさせやすい。今までもそういうことで自分自身が辛い体験をしてきました。
②あなたは自分に自信がなく、別に相手は全くイライラしなかったのに、あなたは「◯◯だったら」と一人で不安している。
特に現場では②のことが多いです。実際私は「あー、なんて可憐な人だ」とか「あー、なんて面白い人なんだ」とか「あー、なんて素敵な心を持つ人だろう」と感心するばかりなのに、クライエントは不安になって、自分がうまく話せてないと思い込みます。
私達をイライラさせるには、そんな簡単なことじゃないですよー(笑)
時々、すごい調子で話す愉快な人もいます(笑)途中に気がついて「ごめん先生、なんか話があっちこっち飛んだりして」と言って、私はいつも「いえいえ、それをまとめるのが私の仕事だからwww」と話したら、二人でゲラゲラ笑ったりします。
クライエントがうまく話せないのが当たり前で、それをまとめて理解するように努力するのはカウンセラーの仕事ですよー
一方、例えば私の場合、わざと話を曖昧にしたり隠したり、こっちの質問を必ず避けようとして、どう聞いても直接答えてくれようとしなかったり、私はこういうタイプに敏感で、イライラします。
ただ、これも大事な情報です。カウンセラーが自分の中に「悲しみ」や「怒り」「イラつき」などを感じたら、ちゃんとしたカウンセラーならこれを元にクライエントへの理解を深めます。
「私はこの人の話を聞いてなぜか眠くなる」「私はこの人の話を聞いてなんか徐々にイライラする」
「なぜ彼の時に限ってこうなるのだろうか」
「彼が普段、周りの人と話す時も、相手にこういう気持ちをさせてしまうのだろうか」
「そういうことが繰り返されて、彼はどんな気持ちになって、彼はどんな不安を持ちそうか?」「彼を助けるには、どうしたらいいか」
ちゃんとしたカウンセラーは自分のイラつきから、こういうのを考えなくちゃいけないです。
言うなれば、あなたの左腕にコブが出来て、「先生腕にコブが出来て、困ってます」となって、いざ医者が診ようとした時に、「コブの付いた左腕が醜いから、右腕の綺麗な肌を見せます」ってなったら、治療もなにもならないですよね(笑)
また、人間関係というのは、育つものであって、描くものではありません。
私達はついつい良好な関係を描こうとしますが、最初から最後までいい方向に向かう関係はありません。もしそんな関係があったら、きっと浅い関係なのでしょう。
本当にいい関係は、良い時もあれば、悪い時もあって、悪い時を二人でやりあって乗り越えて、そこで初めて本物の関係が気づけます。
私達カウンセラーはカウンセリングが始まった時点から「◯◯回の後に、クライエントとの関係が冷めていくだろう」と予測するものなんです。
どんな親密関係もそうだが、体験していくうちに、不安や猜疑心、不満や苛つきを抱くものです。
もしあなたは、自分のカウンセラーと最初から最後までいい関係で終わったら、きっとそれは経験の浅いカウンセラーで、あなたとカウンセラー二人で、仲悪くならないように、無意識的に共謀してきたんだろう。これはあなたにとって、何もいいこともありません。
ちゃんと責任のあるカウンセラーなら、「例え仲が悪くなっても、そこで終わりではなく、二人できっと仲直りできるもの」と信じています。
そして、そういう一旦仲が悪くなって、仲直りして、より深い関係が築ける体験を持ってたら、これこそが治療の目的なんですよ。
「話」のことに戻りますと、もし本当にうまく話せなかったら、それはそれでいいんだと感じて、「なんだ、私、全然うまく喋れない人だけど、それでも先生とこうやっていろいろ気持ちを伝えられたりできるじゃないか!」という感覚を手に入れたら、あなたは外に出て、他の人ともより話せるようになりますよ。
つまり、最初からいい関係を築こう、いい印象を与えようというのは、あなたの優しさで、それはきっと長続きしません。そこから、「そっか、印象が悪くても大丈夫なんだ」「関係が悪くなっても、大丈夫なんだな、あとで仲直りできるんだー」「私は出来なくても、先生に好かれてもらえる」
だから、うまく話せようとせず、ありのままの自分をみせて、これこそが入り口なんですよー
カウンセラーの仕事は、あなたの自分らしい部分を矯正するのではなく、「ええ、そのままでいいじゃん!」の感覚を一緒に育ていくものですね。
分からない時は、カウンセラーだって「え、ごめん、どういうことww?」そこであなたも「そっか、こう話したら、相手はこう感じるんだ」と分かるし、そこから説明して、カウンセラーも理解して、「なるほど!そういうことね!」ってお互いすっきりして、こういう体験の繰り返しが役に立ちます。
私も口下手で、うまく話せたかなとちょっと自信がなくなってくるけど。どうでしょうか?
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