約一ヶ月ぶりに線世界に戻って作業をしていた。結局、巡り巡って再びここに戻ってきたのは、正解だったと思うね。
ほら、同じ場所で同じ作業を繰り返していると、見えなくなってしまうものってあるじゃん? 客観性を失うというか…
例えば、このステージに関していえば、画質が相当落ちていた。他のステージと比較するとそれがよりハッキリする。
(戻ってきました。ここはもうこの路線で突き進むしかないね。7割は出来ている)
これまでディティールに気を使って制作を続けてきたこの線世界なんだけど、改めて飛び込んでみると、そこは大して重要な問題ではない事に気付く。
要は、細かい作り込みも含めて、ざっくりとした背景であり、印象なのよ。例えば、「Skyrim VR」の世界に入って、地面に生えている草の一本一本が重なってるかどうか?なんて、一々チェックしないでしょ?(笑) そういう事。
(線の重なりや角度までこだわっていたけど、そこは気にならない。頑張り過ぎたか?)
それ以上に大事なのは、世界全体のスケール感であったり、カメラの位置。あとは遠近感による線の太さのバランスだね。
というわけで、遠景の情報量を増やしながら、そのへんの調整をしていた。難しいのは、スケール感を小さくすると画質が上がって立体のイラストを見ているような感覚になる一方で、クリーチャーの迫力や、イラストの中に飛び込んだような感覚は目減りする。その逆もまた然り。
ん~、これって、ビューモードで観賞中に値を変える事って可能なのかな? どっちも活かしたいという気持ちはあるのよ。難しいね。
(実物サイズだと、クリーチャーの奇妙な動きがより際立つ)
(小さいサイズだと、全体が見渡せるから凄みが増す。こっちもいいね)
(他のエレメントも試してみたけど、あまり良くなかった。影を作るのはアリかも)
その後、実際の日記を想定してテキストを表示する方法を探っていた。縦書きが出来ればそれが理想なんだけど、欧米圏で縦書きってほとんどないだろうし、諦めるしかない。
となってくると、文字を動かすパターンや、立体を活かすパターンが考えられる。ただ、どれも世界観にそぐわない気がするね。なんか小賢しい(笑)
これはおそらく、ステージに既にたくさんの文字があるのが原因だろうね。背景の文字と重なって、ただゴチャゴチャした映像になってしまう。
一つ確かなのは、明朝体が一番しっくりくる。あとはこれをどう表示するかだね。
(立体テキストもいまいちだね。漫画みたいに吹き出しを使ったらどうだろう?)
ん~、背景は少しずつ仕上げていけばいいとして、問題はテキスト。これはもう少し練らないと駄目かもしれない。
まぁ、視界の前方に普通に表示しても悪くないし、どうしてもいい表現が見つからなかったら、それでいく予定。
とにかく、このステージも大丈夫そうだね。よりブラッシュアップして面白くしていきたい。