ようやく日記で使う7つの空間が固まってきた。やっぱ頭で考えるより、身体を動かして実際に試すのがいいね。それがVR内で作っている強みでもある。

 

んで、その7つの空間なんですが…、こんな感じ。

 

月…占いの館

火…線の世界

水…ゲーム風世界

木…ヴェネツィア風

金…「GNOG」風世界&空間に文字

土…演劇場風

日…宇宙船コックピット

 

一応このラインナップでいく予定。これらは全部テスト済みの案件で、それなりの手応えがあったものを残している。全部雰囲気が違うし、テキストを様々な方法で空間に表示する事が出来る。

 

問題は、どのぐらい説得力のある映像をこれから作っていけるかだね。特に線世界は不安が大きい。明日は線世界にメスをいれるつもり。

 

ゲーム風世界に関しては…、せっかくRPGの回路を作ったから、それを活かそうと考えているんだけど、まだ完全には固まってない。複数のディスプレイを使って色んなジャンルのゲームをミックス出来ればいいんだけど…、難しそうだね(苦笑)

 

あとはパーソナリティーだね。キャラクターを一から作るのは大変そうだから、他のドリーマーが作ったものも積極的に使っていくつもり。

 

(7つの空間以外のオマケ要素も考えている。後述していくよ)

 

昨日は主にカメラとワイプについて研究していた。カメラは主に黒帯の利用法だね。どちらも視界の最前に枠を表示するガジェット。

 

カメラの黒帯はエフェクトや立体テキストと組み合わせるとそれなりの効果はあるものの、日記であえてテーマとして扱うようなものではないかな? 演出の一部としてなら使えるかも。

 

(枠の前後で世界を分けられればいいんだけど、現状では制限でしかない)

 

その代わりといってはなんだけど、VRサイズの設定で世界そのものの縮尺を変更すると、面白い映像が出来る事が判明。特に縮尺を極端に小さくすると、可愛らしい箱庭世界が出来上がる。

 

始めはこれを日記のテーマに使おうと思っていたんだけど、とにかくキャラクターが可愛く見えるから、キャラクター紹介のページに使う予定だね。問題はグラフィックメモリが足りるかどうか。まぁ、2つに分けてもいいかな?

 

(手のひらサイズに小さくなったキャラクターが可愛い。眺めているだけで幸せ)

 

GNOG」風の世界は以前テストしたものをベースに作っている。この空間はステージ(「GNOG」でいうところの箱)をそのままキャラクターにするつもりだね。

 

この空間で問題になってくるのは、プレイヤーを覆うように変化していく背景だね。中をくり抜いたスカルプチャーをキーフレームで拡大する方法でもいいんだけど、テキストマシンの方が理想の質感と色が再現出来る。ミストと組み合わせれば、ステージに空を投影する演出も可能。

 

ただですね…、テキストマシンだとワイプのように中をくり抜くのが難しいのよね。長方形ならともかく、円形にくり抜くのは不可能。

 

かといって、そのまま拡大してしまうと、スカルプチャーを覆い隠してしまう。

 

(こんな感じでテキストウィンドウを拡大すると、スカルプチャーが隠れてしまう)

 

ん~、ワイパーも常に最前に表示されるから、結局同じ事になってしまうし、やっぱスカルプチャーの色をシビアに設定して、時間差で拡大するのがベストなのかな? けっこう面倒くさい作業なのよね。

 

まぁ、もうしばらく研究だね。この空間は音とエフェクトも大事だから、そこにも時間を使わないといけない。大変だ。

 

(土管を拡大。たしか「GNOG」は○で統一されていたはず)

 

そしてもう一つ、今日から新たに着手した宇宙船のコックピットだね。過去に何度も書いている通り、俺自身SF的な映像世界が超苦手。だから極力宇宙船みたいなものは作りたくなかったんだけど、実際にやってみると手応えを感じたから続投する事に。

 

まずはコックピットの手前側だね。SF特有のモノトーン調の色使いは絶対に避けたかったから、カラフルで光沢のある粘土をハードブレンドで組み合わせている。この時点で既に手応えは感じたね。

 

(おぉ!! 今までに無かったタイプのグラフィックだ。他の空間と区別化出来る)

 

始めはミラー機能を使って左右対称のグラフィックを作っていたんだけど、どうせなら、ガッシャンガッシャンと音を立てながらトランスフォームした方が面白くなりそう。途中でスカルプチャーを2分割して、左右対称に動くようにしたね。

 

ただ、しっかり作り込む前に分割したのは失敗だったな~。ここから先は左右非対称にしないといけない。

 

あと、質感だね。全てを同じ質感にすると、かなりのっぺりした印象を受けるから、別の質感を加える必要がある。

 

(光を調整すると輪郭線が強調されてより面白いグラフィックに)

 

コックピットを採用したもう一つの理由は、テキストを様々な方法で配置出来るからだね。計器やレーダー、フロントガラスなんかはテキストを表示するのにうってつけ。

 

なんとなくそれっぽくなったところで、カラーバランスや光の加減を調節。一応SF的世界観だから、シグナルを調整してカラーバランスに動きをつけても面白いだろうね。

 

問題は、グラフィックメモリかな。硬質なエレメントを使いたいから、ゆるみは厳禁。見えない部分は簡略化しないと画質も担保出来ない。

 

(この質感はこれまでに無かったね。メカっぽさはあまり感じない)

 

うん、今日はこんな感じだね。作りたいものはたくさんあるけど、まずは日記に使う空間を固めていく予定。ちょっと目標を高く掲げ過ぎてるかな~? 本当に出来るのか? かなり不安。