今日はいつものプレイ日記をお休みして、ちょっと変わった企画をやります。

 

題して、オススメMMD特集!!

 

実はですね、今朝いつものように動画系アプリを徘徊していたら「YouTube VR」でやたら3D美少女の動画が増えていることに気付いたのよ。

 

一応、ずっと前からこの手の動画は作られていたんだけど、初期の頃はクオリティーがいまいちだったし、「初音ミク VR フューチャーライブ」「アイマスVR」みたいな強力な作品があったわけじゃない? そんな理由もあって今日の今日まで存在をスルーしていた。

 

ところがさ…

 

この2年でめっちゃ進化してた!!(歓喜)

 

正直舐めてましたわ、すいませんでした!!って感じ。

 

クオリティーが上がって数も増えているんだけど、それ以上に感動したのは、アマチュアクリエイターならではのチャレンジ精神だね。俺が何度もこの日記の中で叫び続けてきた"カメラワークの工夫""カメラを切り替える"に果敢に挑戦している。

 

しかもね、その完成度が素晴らしいのよ。思わず「VRはアマチュアの時代だ!!」なんて声を上げてしまったよ。

 

というわけで、「YouTube VR」にあるオススメのMMD動画をガンガン貼っていきます。昔はこの日記でもこういう企画をちょいちょいやってたんだけどね(笑) 最近はプレイ日記が中心になっているから、たまにはいいかな?と思ってさ。

 

 

  始めに

 

まず始めに書いておきたいのが、MMDとは何か?ということだね。実をいうと、俺自身がこの言葉の意味をまったく理解していなくて、今回日記を書くに至って初めて検索したって感じだね。

 

MMDとは?(Wikipediaから転載)

 

MikuMikuDance(ミクミクダンス)とは、樋口優が制作した、プリセットされたキャラクターの3Dモデルを操作しコンピュータアニメーションを作成する3DCGソフトウェアである。略称はMMD。デフォルトで初音ミクなどVOCALOIDキャラクターの3Dモデルを使用できるほか、オリジナルのキャラクターモデルやアクセサリを組み込んで操作することも可能で、MMD用の3Dモデルも有志によって多数公開されている。

なお、MikuMikuDanceという初音ミクにちなんだ名前ではあるが、樋口が個人で制作したフリーウェアであり、初音ミク販売元のクリプトン・フューチャー・メディアの製品ではない。

 

 

…ということらしい。始めはボーカロイドを中心に展開されていたみたいなんだけど、現在VR動画として配信されているものは「東方紅舞闘Ⅴ」やVチューバーなんかも混じっていて、美少女キャラ全般を扱ったツールだと感じるね。

 

楽曲も…、「初音ミク VR フューチャーライブ」や「初音ミクXHD」で使われているものもあれば、生ボーカルのオリジナルっぽいものもある。素材は色んなところから引っ張ってくるんだろうね。

 

 

次に映像の表示範囲だね。普通のVR動画と同じように、180度と360度のMMD動画が存在している。

 

ご存知の通り、この手の作品では視聴者の後方にはほとんど情報が表示されない。カメラが切り替えるものも多いし、必然的に180度動画の方が画質の面で有利になってくる。個人的にも圧倒的に180度の方をオススメするね。

 

因みに、同じ動画でも両方が配信されていることがあるから、360度で検索して気に入ったら、180度バージョンを探してみるのもいいかもしれない。

 

 

  オススメ作品

 

始めにピックアップしたいのは、『【MMD VR】005 Carry Me Off【360 3D 4K】』という動画だね。今回この日記を書くきっかけになった作品だよ。

 

戦隊モノみたいにカラフルなキャラクターが5人も動き回る上に、背景として複数の巨大モニターが設置されているから、とにかく映像が賑やか。

 

ただ、俺が伝えたいのはそこじゃない。この作品はカメラの動きと切り替えが完璧なのよ。多くのメジャークリエイターが「VRではTVの編集やカメラワークは使えない」と言っている中、そこにチャレンジして見事に達成している。

 

正直これを見ると、「初音ミクVR」や「アイマスVR」が"芋っぽく"感じてしまう。今後アーティストのMVなんかはこういう形になっていくだろうね。

 

(カメラをガンガン切り替えているのに違和感がない。むしろ自然)

 

この作品を作っている"abura goma"さんはカメラワークに相当拘っているらしく、他の作品でも積極的にカメラを動かして攻めたVR体験を作っている。

 

俺も全てはチェックしていないんだけど、間違いなく注目のMMDクリエイターだね。

 

(完成度にはまだムラがある。でも、毎回新しい課題に取り組んでいる気がするね)

 

次に紹介したいのが"ぶるーないつBlue [K]nights"さんが作っている作品だね。比較的最近MMD制作を始めた人らしく作品の数はまだ少ないんだけど、キャラクターを横や背後から映すカットを挟んだり、編集がかなり凝っていてどれも退屈しない。動く背景もかっこいいと思うね。

 

ただ、一つ残念なのは無意味なパンチラアングルだね。これは他のMMD動画にもいえることなんだけど、エロなしでも戦えるぐらいの技術やオリジナリティーを持っているんだから、こんなサービスは不要。

 

(キャラクターの質感が他のMMDとは違う気がするね。完成度が高い)

 

次に、正統派の作品を一つ紹介しておこう。『360 3D 4K | MMD Help me!!【VR】Vocaloid Ver』を作っている"BONBONBENZAKABA"さんの作品はその大半が固定カメラで、おそらく一般的に見やすいVR動画に仕上がっていると思う。実際再生数も多いし、検索でもヒットしやすい。

 

この人の作品の最大の魅力は映像の情報量だと感じるね。凝った背景が多いし、モーションもよく出来ていると思う。

 

個人的には編集が少なくて物足りないんだけど、まずはこの辺から慣れていくのがいいかもね。

 

(モニターが斜めに設置されているだけでVRらしさが引き立つね)

 

次に紹介する動画はかなり面白い。カメラを動かすことで発生するVR酔いを防止するために、キャラクターの乗っている足場を動かすという工夫がされている。これは「初音ミクフューチャーライブ」の円盤飛行からヒントを得たんだろうね。

 

プレイヤーが動けないならキャラクターや背景を動かすという逆転の発想は、今後よりメジャーになっていくと考えているね。

 

(キャラクターのデザインも洗練されていていいね。動く足場に注目)

 

ここからは変わったアイディアで勝負している作品をピックアップしていくよ。正直、若干見づらかったり改善の余地はあるんだけど、トライ・アンド・エラーを繰り返すことによって芽が出る可能性があるアイディアばかり。

 

まずは『【MMD VR 180 3D】Happy Halloween』だね。これはプレイヤーが仰向けになっている状態をシミュレートした動画で、キャラクターがカメラを覗き込んでくる変わった映像。プレイヤーは正面を向いているから違和感はあるんだけど、「Rez infinite」でもそういった映像が出てくるし、工夫次第では使えるだろうね。

 

(発想が面白いね。通常の映像の合間に挟み込めば特殊な効果を発揮するかも)

 

"Rahn MMD VR"さんの作品はどれも攻めたカメラワークで楽しませてくれる。カメラがキャラクターの手に貼りつくように動いたり、斜めアングルになったり、他の動画では体験出来ない映像だね。

 

加えて、スケール感がかなり小さいのよね。これはフィギュアのダンスをみたいで、リアルサイズとはまた違う面白さがある。

 

(手でカメラが塞がれた瞬間に映像が切り替わったら面白そう。映画でよくある演出だね)

 

(縮尺がかなり小さい。この場合カメラは固定するべきだと思うね)

 

『【MMD VR-11】エアボでEVERYBODY【艦これ/4K/360/3D】』はダンスが主体のMMD作品の中で、キャラクター達が座って歌うというかなり攻めた体験を提供している。個人的にはめちゃくちゃ可能性を感じるね。

 

(キャラクターの表情が面白いね。ギャグ顔って90年台はよくあったんだけどな~)

 

最後に紹介するのは『[360° 3D VR] [MMD] Makes You A Fighter [Ver. β] (ft. Hatsune Miku & Megurine Luka) [初音ミク] [D/L]』だね。これは動画冒頭で舞台全体を見せるという、ドラマチックな演出が用意されている。

 

特にシャンデリアの後ろから引きの画でキャラクターを見るショットは素晴らしいね。こういう見せ方はVRではほとんどない。

 

(シャンデリアの後ろからのショットが最高。中盤以降大人しくなるのが残念)

 

番外編として、もう一つ紹介しておきたい動画が『短編ドラマ「 VR勇者さくら ~禁断のコード~ 」 』だね。これはMMD動画じゃないんだけど、マジで超素晴らしい。

 

ハナビ:HANA type B」の路線をさらに推し進めた作品で、普通の映像作品と同じ感覚で視聴出来る。この作品を見ると、1カット固定カメラのVR動画の時代は終わったと感じるね。

 

(全エピソードを見てきたよ。この路線にもっと多くのメーカーが挑むべき)

 

 

さて、いかがだったでしょうか~? 今回取り上げた作品以外にも、完成度の高い動画がたくさんあるから、是非リンクを辿って探して欲しいね。

 

いや~、しかし食わず嫌いは良くないね。これを体験すると「VR Figure from シャイニング キリカ・トワ・アルマ」がいかにクソだったかがわかる。

 

あと、最後にどうしても書いておきたいことがある。全てのMMD動画に必ずというほど含まれているパンチラ要素なんだけど、ああいうのはいい加減に卒業するべき。アクセス稼ぎに必死になっているんだろうけど、最終的にクリエイターとしての価値を下げることになるし、あんなサービスで喜ぶのは一部の童貞だけだよ。実は少数派。

 

とにかく、今後も良い作品があれば定期的に紹介していくつもり。クリエイター達には頑張って欲しいね。