国内ストアに「CounterFight」っていう新作が並んだね。これはPCVRで先行配信されていたゲームで、内容はPVを見れば一目瞭然。ラーメンを作ってお客さんに出すゲームだね。似たようなコンセプトで「Dead Hungly」や「VR The Diner Duo」なんていうのもあったのを思い出すよ(苦笑)

 

 

まぁ、最初の最初にこんな事を書くのもあれだけど、ゲームとしてつまらないのは既にわかっている。だって、Moveの暴走と戦いながら、ドタバタとラーメンを作るだけでしょ? 楽しいわけがない。

 

ただ、こんなゲームでも何か新しい発見があるかもしれないじゃん? その微かな期待を胸に買うのよ。VRの未来に繋がるものが何か一つあればいい。

 

そんなわけで、小一時間プレイしてみたから感想をまとめていくよ。いってみよ~

 

 

 

見出し2概要

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購入先:国内ストア

ジャンル:ラーメン屋さんごっこ

言語:日本語対応

コントローラー:Move専用

視点:常時一人称視点

移動方式:移動なし

 

 

 

見出し2プレイスペースに要注意

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ゲームを起動すると注意書きが表示される。このゲームは前後に1.5m、左右に2.5mというかなり広いスペースを使うみたいなんだけど、これはPSVRのトラッキング範囲では無理があるね。

 

(スペースを確保するのが大変。仮に確保出来てもトラッキング範囲を超えている)

 

注意書きを確認し終えると、メインメニューへ。とここで、視点が異様に高いことに気付く。

 

このゲームは高さの調整機能がついてないから、カメラの位置そのものを変える必要がある。結局、TVの上にカメラを移動させてプレイしたね。

 

(いつものカメラの位置だと、天井に頭がぶつかる。この辺もなんだかな~)

 

このゲームには移動が存在していない。代わりに、メインメニューでプレイヤーの立ち位置を調整できる。

 

ただ、左右の広いスペースにオブジェクトが配置されているから、キッチンの中心に立つのがベターだろうね。

 

(カウンターの中央ぐらいに立つのがいいだろうね)

 

高さと立ち位置の調整が終わったところで、改めて周囲を見回してみる。グラフィックはローポリ系なんだけど、画質がいいし配色が鮮やかで、映像的には悪くない。むしろ好きな世界観と言ってもいいだろうね。

 

あと、フライパンの表面の"テカり"を表現するために、ハイライトを動かすという荒業を使っているね。この辺は上手く使えば面白い映像が作れるかもしれない。

 

(左側にはお団子ヘアの女の子が。日本語でプレイヤー応援してくれる)

 

(後ろを向くと"本日開店"のアドバルーンが。だからなんだ)

 

(フライパンを動かすと、映り込んだ光も動く。これは面白い効果だね)

 

メニューには【チュートリアル】と【エンドレスチャレンジ】【5分チャレンジ】の2つのモードが用意されているね。加えて、各モードのランキングがチェック出来る。

 

まぁ~、2つのモードは基本的に同じ事をやるんだけど、ゲーム終了のタイミングが違ってくる。この辺は後述するよ。

 

(メニューのデザインもいいね。こういう画面を見るとワクワクする)

 

 

 

見出し2チュートリアル

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そんなこんなで【チュートリアル】をスタート。ここではラーメンやサイドメニューの作り方を教わるんだけど、その工程は極めてシンプル。

 

丼にスープを注いで、湯切りした麺を入れる。仕上げに海苔+メンマ、チャーシュー、ナルトをトッピングして完成。あとはお客さんの前に置くだけ。

 

(丼にスープを注ぐ。右側にはデポざるに入った麺が用意されている)

 

(海苔は絶対に入れないと駄目。俺は海苔はいらないかな~)

 

うん、作業工程を簡略化して手早く作れるように調整しているのはいいね。操作をトリガーだけに絞っているのも素晴らしい。ハンドコントローラーで遊ぶゲームはこれぐらいシンプルな方がいい。

 

その後、サイドメニューのギョーザとビールも作ってみる。ギョーザはフライパンに乗っけて焼くだけ。長時間フライパンに乗せると焦げてしまうから、6個のギョーザを素早フライパンに乗せるのがコツだろうね。

 

ビールは冷蔵庫で冷やしてコップに注ぐだけ。まとめて冷やせるから、最も効率良くお客さんをさばけるメニューだね。

 

(ギョーザは右手に握られている箸を使わないと掴めない。素手はNGです)

 

(ビールは冷やして注ぐだけ。効率はいいんだけど…)

 

(冷蔵庫が遠いのよね。Moveがトラッキング範囲から外れて暴走してしまう)

 

他には、泥棒に物を投げつけて撃退したり、エナジードリンクを飲んで回復したり、ゲームが複雑にならない程度のルールが用意されている。

 

うん、料理を作るのは好きだから、仕上がったラーメンを見ると嬉しい気持ちにはなるね。

 

(回復は何を回復するんだろう? 今日は一度も使わなかった)

 

 

 

見出し2エンドレスチャレンジ&5分チャレンジ

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そんなこんなで、実際に【エンドレスチャレンジ】と【5分チャレンジ】をプレイ。

 

お客さんが入店すると、吹き出しで食べたいメニューを指定してくるから、あとはそれを作り続けるだけ。

 

当然、間違ったメニューを出したり、長時間待たせると、お客さんは怒って帰ってしまう。効率とドタバタプレイが要求されるね。

 

(こんな感じになるね。お客さんの前には待ち時間が表示されている)

 

【エンドレスチャレンジ】はお客さんを5回怒らせた時点で終了。【5分チャレンジ】はお客さんを怒らせた回数に関係なく、5分間営業を続けるモードだね。

 

両方プレイしてみたけど、リーダーボードには俺を含めて3人しか名前が表示されない。 日本でこのゲームをプレイしているのは3人だけなのか…。悲惨過ぎる(笑)

 

(3人の勇者に盛大な拍手を!! 他の2人と朝まで飲み明かしたいね)

 

んで、実際に遊んでみての感想なんだけど、やっぱMoveの精度やトラッキング範囲の狭さが問題だね。ハッキリ言ってまともに遊べない。

 

冷蔵庫まで手を伸ばすとMoveがトラッキング範囲から外れて暴走するし、器に料理を移す作業も相当慎重にやらないといけない。せっかく焼いたギョーザが床に落ちたりすると、もうそれだけでやる気がなくなっちゃうのよね。

 

(Moveの暴走で床に落ちた麺が虚しい。拾うことも出来ない)

 

(せっかく焼いたギョーザも、ちょっとフライパンを傾けると飛んでいく)

 

ただね、ゲームとしてのバランス調整はしっかりされていると思う。作り置きが許されていなかったり、お客さんによって待ってくれる時間が違っていたり、左右のハンドコントローラーに違う仕事が割り当てられていたり、PCVRで遊べば楽しいゲームになると思う。

 

あとはグラフィックだね。個人的には明るくて可愛くてかなり好み。

 

(トラッキングの問題が解消されれば楽しく遊べるはず)

 

(女の子に物を投げつけると怒ってしまう。一応インタラクティブ要素だね)

 

因みになんだけど、全てのキャラクターがクリスマスのコスプレをしているのは、期間限定の仕様だよね? こういう部分に凝るのがいかにもクソゲーって感じ(言っちゃった)。

 

VR The Diner Duo」なんかは、Moveのトラッキング範囲をカバーするために、キッチンのサイズそのものを変更出来たのに、そういう部分には気を使わないのがなんとも…

 

(時折飛んでくるトナカイの被り物。ハッキリ言って邪魔です)

 

 

 

見出し2個人的な満足度:星2★★

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まぁ、トラッキング範囲の問題だからソフトを責める気にはならないけど、「VR The Diner Duo」がその点でも頑張っていたのを見ると、う~ん…

 

ただそれよりも、料理系のゲームはどれもこういう内容になっちゃうのが残念。ドタバタと料理を作ってお客さんに投げ渡す。これって本当に楽しいの?

 

PS2時代に『チャルメラ』っていうゲームがあったのよ。これは食材を手に入れてオリジナルのラーメンを考案して屋台を大きくしていく経営シミュレーションみたいなゲームで、めちゃくちゃ面白いのよ。何故それをやらないのか理解に苦しむ。

 

(こっちの方が面白いと思うんだけどな~。何故かドタバタ系ばっかり)

 

とにかく、日本で3人しか買わないのも納得の内容だね。やるならPCVRがお薦めです!!