さ~て、新作ラッシュですよ!! 北米ストアでは今週5本のVRソフトがリリースされるのかな? とにかく大量ですよ。

 

んで、その中から今日は「Torn」について書いていくよ。これはかなり前から宣伝されていたソフトで、世界観が良さそうだったからずっと期待していた。

 

今回プレイするまでゲーム性の部分が全くわからない状態だったんだけど、実際にやってみると「あ、こんなゲームだったんだ~」とかなり意外に感じたね。こういう想定外の球が飛んでくるのは嬉しいよ。

 

うん、というわけで、感想をまとめていきます。いってみよ~

 

 

 

見出し2概要

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購入先:北米ストア

ジャンル:パズル

言語:一部日本語字幕対応

コントローラー:Move専用

視点:常時1人称

移動方式:自由移動orワープ移動&カクカク方向転換

 

 

 

 

見出し2ドラマチック

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ゲームを起動すると日本語の注意書きが表示される。「Torn」はメニュー周りだけが日本語になっている珍しいソフトだね。音声は全て英語だから、ストーリーの意味はわからない。悪しからず。

 

注意書きをスキップすると、タイトル画面へ。背景には波打つ海原が広がっていて、BGMもスケール感がある。かなり壮大な映像だね。

 

(ワクワクするね。これから壮大な冒険が始まりそう)

 

タイトル画面で【スタート】を選択してキャリブレーション設定を済ませると、タイトルメニューへ。【ニューゲーム】【オプション】【ボーナスコンテンツ】が用意されていて、【オプション】では移動に関する設定が可能。【ボーナスコンテンツ】はクレジットだけだったね。

 

移動は、ワープ移動(暗転あり)、ワープ移動(暗転なし)、自由移動の3つが用意されているんだけど、正直このゲームに関してはどれでもいいと思うね。今回は一応自由移動を選択。

 

(操作はこんな感じ。使うボタンは多いけど、大半が移動関係だね)

 

【ニューゲーム】を選択すると、「バイオ7」の冒頭を思わせる森が目の前に広がる。グラフィックは実写系で、かなり気合が入っているね。

 

ただ、画質は微妙かな。Proには対応していないと思う。

 

(画質が良くなればもっと説得力のある映像になったかもね)

 

Moveを使った自由移動は現状ベストなボタン割り当てがされているね。HMDの向いている方向にMボタンで前進、○×で方向転換。

 

トリガーで早歩きは…正直めんどくさいけど、Moveだとしょうがないね。

 

森をちょっと進むと、大仰なBGMと共に巨大な屋敷が姿を現す。この演出も中々インパクトがあるね。

 

(音がかなりオーバーで笑ってしまう。ドラマチックさを演出してるんだろうね)

 

しばらく屋敷の周りをウロウロしていると、怪しい装置を発見。早速起動してみると、足場が下がって屋敷への入り口が現れる。ここも中々面白い演出だね。見せ方が上手い。

 

屋敷の中へ足を踏み入れようとすると、足場が崩れる落ちてメーカーロゴが。「あれ? ゲームオーバーになったのか?」と思っていると、まさかのOPがスタート。

 

んで、このOPが『ミッション・インポッシブル』みたいでかなりカッコいい。The Persistence」のOPの時も思ったけど、やっぱVRでもカメラをカメラとして扱うべきだと思うな~

 

(視界制限がもったいないね。かなり攻めた映像の見せ方だよ)

 

 

 

 

 

見出し2やっぱ世界観がいい!!

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OPが終わると、屋敷の地下からゲーム再開。

 

因みに、このゲームの主人公は女性で、事あるごとに言葉を発するね。まぁ、主人公の台詞はあってもなくてもいいと思う。

 

んで、屋敷の奥に進んでいく途中、床に落ちている怪しげな本を発見。拾ってみようとするも、トラッキング範囲の問題で床まで手が届かない。この問題は後で完全解決するからいいんだけど、どの道PSVRのトラッキング範囲は狭い。改めて痛感させられたね。

 

(地下の映像もやっぱいいね。壁の質感がリアル)

 

地下道をちょっと進むとエレベーターの設置された部屋へ。ここはオブジェクトが山のように置かれていて、ほぼ全てに触れる事が出来る。

 

エレベーターで上の階に上がると、アンティークがビッシリ並んだ書室のような部屋へ。ここはとにかくデザインが素晴らしくてさ、見ているだけで楽しい。

 

『ニューシネマパラダイス』のジュゼッペトルナトーレの新作の…"なんとかの鑑定士"っていう映画があったでしょ? あの雰囲気。PSVRのゲームだと「DREAM ANGLING」を強化した感じの世界観かも。

 

(本に触れた時の埃の表現とか、細部がしっかり作られている)

 

(ステンドグラスの質感が素晴らしい!! めちゃくちゃリアル)

 

そんなこんなで屋敷の探索を続けていると、音楽室のような部屋へ。ここでピアノを調べると、ウィル・オ・ウィスプのような光が飛び出してお喋りを始める。どうやら、このキャラクターが冒険のガイドをしてくれるみたいだね。

 

うん、美しい屋敷にファンタジックな世界観。ここまではかなりいい感じだね。ただ、この時点ではまだどんなゲームかが見えてこない。このままアドベンチャー感覚で屋敷の探索を続けるのか…?

 

(ゲームのガイドをしてくれるウィル・オ・ウィスプ。屋敷の主なのか?)

 

(風に揺れるカーテンの動きがリアル。世界観がマジで素晴らしい)

 

 

 

 

 

見出し2意外なゲーム性

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ウィル・オ・ウィスプの案内のもと、再び書室へ。ここでオブジェクトを自由に動かせる"魔法のステッキ"のようなものを手に入れる。

 

これを使えば「I Expect You To Die」みたいにオブジェクトがどんな離れていても、デカくても、それを吸い寄せて好きな場所に移動出来る。トラッキング範囲の問題はこれで解決されたね。

 

(Moveとほぼ同サイズのステッキ。これでオブジェクトをロックすると…)

 

(ソファーでも柱時計でも冷蔵庫でも持ち上げられる。ぶん投げると楽しい)

 

そして、ここでとうとう「Tron」のゲーム性が明らかになる。

 

これは「Rangi」と同じタイプのパズルだ。

 

ステッキで部屋を照らすと、そこに光る道のようなものが浮かび上がる。道は所々欠けていて、プレイヤーは部屋に存在する無数のオブジェクトの中からその"ジョイント部分"になるものを探し出して配置。道が完成すれば、ステージクリアになる。

 

(落ちている箱に記号が描かれている。この記号が道の接続パーツになる)

 

(このスクショがわかりやすい。適した位置にオブジェクトを配置して道が完成)

 

ゲームルールについてもう少し補足しておこう。部屋にはとにかく沢山のオブジェクトがあるもんだから、欠けている部分に適合するオブジェクトを探す事自体が一苦労。時には箱の中に隠れていたり、部屋の離れた場所から運搬してくる事もある。

 

道は床や壁だけでなく天井にも広がっていて、必然的に全方向を見回してプレイする必要がある。ゲーム性そのものがVRを積極的に活かす作りになっているのは良いね。

 

(こんなゲームだとは思わなかった。個人的には大好物だね)

 

うん、適合するオブジェクトを近付けると勝手に吸い付いてくれるからストレスも少ないし、部屋がめちゃくちゃ散らかるのも、格調溢れる世界観とズレていて逆に面白い(笑)

 

遊びやすさに関しては圧倒的に「Rangi」に軍配が上がるんだけど、こっちはこっちでちゃんと考えられていると思うね。ここまで遠く離れた場所にオブジェクトを動かすという操作は他のゲームでは経験した事がない。

 

(天井にぶら下がる巨大なコード。動きが大蛇みたいでちょっと恐い)

 

 

 

 

 

見出し2不思議なストーリーパート

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一つの部屋には3セットのパズルが用意されていて、それをクリアするとストーリーパートが挿入される。

 

正直、ストーリーそのものは英語で理解出来ないし、会話を聴くだけでつまらない(ゲームのストーリーパートは考えないといけないね)。ただ、映像の面ではシッカリ見所がある。

 

基本はタイトル画面と同じ水面で展開されて、そこに透過性のカラフルな世界が現れるんだけど、かなりオリジナリティー溢れる映像だね。これだけでもかなり価値があるよ。

 

NVIDIAのPhysXが使われているみたいだから、それが効いているのかもしれない。光のエフェクトが綺麗。

 

(アクリルみたいな向こう側が透けて見える世界。これは綺麗だね)

 

うん、そんなこんなで一応ラストの部屋まではプレイしたね。たぶん10部屋ぐらいあったのかな? 難易度は高くないからサクサク進むゲームだね。4時間ぐらいでラストのパズルまではいけた。

 

(おそらくこれがラストのパズル。解き方がわからずに止まっている)

 

 

 

 

 

見出し2現時点での感想まとめ

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高クオリティーだと思うね。なんといっても映像、世界観が素晴らしい!! 細かいアートについてもっと語りたいよ。ゲームとしても面白いし、かなり満足度の高い一本だね。

 

いくつか不満点を挙げるとすれば、挙動がちょっと怪しい点と(フリーズしそうになる)、全体がこじんまりとしたスケールにまとまっちゃった点だね。BGMやグラフィックとゲーム性がややミスマッチ。まぁ、不満とはちょっと違うか。

 

あとね、万人受けするゲームではないという事は伝えておかないといけない。俺は楽しいけれど、ガンガン戦うアクションゲームとかが好きな人には物足りないかもしれない。

 

なんにせよ、単なるパズルゲームでは括れないオリジナリティーがある。こういう作品は評価されて欲しいね。

 

というわけで、この後もう少しプレイしてみるつもり。ちょっと変わったゲームがしたい人にはお勧めです!! 国内ストアにも並べて欲しいね。