最近ちょいちょい国内ストアにもソフトが並ぶようになってきたね。「アリゾナサンシャイン」や「ハッピードラマーVR」もリリースされたし、いい傾向じゃないかな? 

 

まぁ、正直言うと、ビミョーな作品に限って国内リリースが早いという不満はあるんだけどさ(笑) 何もないよりはいいんじゃない?って感じ。

 

そんな今日は、先週国内ストアでも配信された「スペシャルデリバリー」について書いていくよ。

 

このソフトは…、去年の8月ぐらいだっけ? 北米ストアで配信されていたんだけど、スルーしていたのよ。この時期は北米のPSNカードが入手困難で、手当たり次第ソフトを買う事が出来なかった。PVを見ると内容もそこまで興味を惹かれるものでは無かったし、気が向いたら…って感じだったのよ(笑)

 

ただ、せっかく国内で買えるようになったんだから、一応遊んでおこうと思ってさ。プレイしてみたよ。

 

うん、そんな感じ。それじゃあいってみよ~

 

 

見出し概要

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購入先:国内ストア

ジャンル:新聞配達

言語:日本語字幕対応

コントローラー:デュアルショック&Move対応

視点:常時1人称視点

移動方式:直進移動&首振り方向転換

 

 

見出しタイトルメニュー

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ゲームを起動すると、プレイスペースに関する注意書きが表示された後、コントロールオプション画面に。【ワイヤレスコントローラー】【ハンドルを切って曲がる】【体重をかけて曲がる】の3種類の操作方法が用意されていて、【ワイヤレスコントローラー】以外の2つの操作はMoveで行うみたい。

 

うん、始めにこのコントロールオプションについて書いておこう。このゲームは【ワイヤレスコントローラー】を選択しないとほとんどゲームにならない。

 

これはMoveの精度云々の話ではなく、ゲームデザイン自体に問題があると思う(詳しくは後述)。

 

(今回は主にデュアルショックでプレイしていた)

 

コントローラーの選択を終えると、タイトルメニューに。ここは悪くない映像じゃないかな? 立体感が活きているし、画面がゴテゴテしていて賑やか。

 

ただ、それより気になるのが…

 

なんか日本語おかしくね?(笑)

 

(グーグルに翻訳させたな。謎日本語が至る所に)

 

まぁ、値段が安いソフトだしこんなもんか(諦め)。

 

このタイトルメニューでは、ゲームモードの選択やオプションの変更が可能。メニューはどれも新聞の記事として表示されていて、視線でカーソルを動かして決定する。個人的にこういう遊び心のある表現方法は好きだね、

 

(メニューが新聞の記事として表示されている)

 

 

 

見出しチュートリアル

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この時点で判明しているのは、プレイヤーが自転車に乗って新聞配達をするゲームという事だけだね。

 

感触を掴むために、先ずはチュートリアルを選択。果たしてどんな映像が待っているのか? ワクワク。

 

 

まぁ、こんなもんか(苦笑)

 

いや、これはPVを見た時点で既に判明していた。始めっからグラフィックに期待していたわけじゃない。

 

今回俺が気になっていたのは自転車の挙動。VRゲームでの乗り物による移動は定番となったけど、二輪車を使ったゲームは「モトレーサー4」ぐらいだからね。

 

という事で早速走ってみると、意外や意外。進行方向を決めるのにHMDの傾きを使っている。イーグルフライト」や「ソーラスプロジェクト」みたいな感じだね。「スプリントベクター」もこの操作方法を採用すればよかったのに…

 

(直進はオート。L1&R1でブレーキを掛けて減速したりもする)

 

ただ、ここで一つ大きな問題が発生。首の傾きに対して曲がる角度が少な過ぎる。90度のカーブを曲がる時なんかは、角の相当前から首をひん曲げて用意しないと駄目。お陰で何度も壁にぶち当たって死亡。チュートリアルにも関わらず、まともに進行出来ない。

 

さすがにこれはおかしいと思い、オプションを呼び出して設定を確認すると、"ターン率"という項目を発見。どうやら酔い対策のために、初期設定ではこの数値が最小になっていたらしい。

 

ターン率を最大値まで上げて改めてチュートリアルを再開すると、普通に操作が出来るようになった。これで一安心。

 

(首をかなり曲げてカーブに備えるも…)

 

(何度も壁に衝突。"逆幽体離脱"で姿を現す主人公)

 

(この数値を最大まで上げれば普通に曲がれるようになる)

 

うん、チュートリアルで一通りの操作とゲームルールの説明がされる。基本的には道を走りながら青いポストに新聞を投げ入れる感じだね。新聞を投げる操作は、視線で方向や高さを決めてL2&R2で行う。

 

ここで良いと思ったのは、判定がかなり甘め。ポストにジャストミートしなくても、とりあえず近くに飛べば投函成功とみなされる。

 

因みに、Move操作だとこの新聞を投げる作業が激ムズでゲームとして全く成立しない。デュアルショックで遊ぶべし。

 

あとは…、特定のオブジェクトを破壊してポイントを稼いだり、女の子が近付いてベルを鳴らしてポイントを稼いだり、落ちている新聞を拾って補給したり(銃弾の補充みたいなもの)、特に変わった要素は無いかな…

 

(道に女の子がいたらベルを鳴らしてアピールしよう)

 

あと、自転車の音が良くないね。サラウンドの調整がきちんと出来ていなくて、自分の乗っている自転車の音が背後から聞こえるという違和感がある。

 

 

 

見出し新聞配達の日常

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そんなこんなでいよいよ本編を開始。相変わらずおかしな日本語が気になるけど、とりあえずルールはわかってるから大丈夫だろ。ハイスコアを目指すぞ~

 

 

どんな新聞配達だよ。

 

突如発生する竜巻、襲いくるジャーマンシェパード、殺意満々で突っ込んでくるトラック、吹き出す消火栓。自動車教習所のシミュレーターも大概だったけど、こっちの方がは遥か上を征く危険地帯。モデルはあいりん地区か? ホンジュラスか? ゴッサムシティか? 

 

とにかく一つ言えるのは、これは死にゲー。繰り返し何度もプレイしないと駄目だ。

 

どうやら何度かゲームオーバーになったり、コースを完走する事で1日が終了して、次の日に移るというシステムらしく、これを一週間ぶん繰り返して1セットという構成になっているみたい。

 

(新聞の記事に注目。狂った見出しが踊ります)

 

うん、週の最後の日曜日には、ちょっとだけゲーム性に変化がある。普通の新聞配達に加えて、集金のためのコインを拾いと、ライバルの出現という2つの要素が追加される。

 

コインの方は普通なんだけど、ライバルの方がかなり小賢しくて、常に視界をウロウロしながら攻撃を仕掛けてくる。

 

これによって日曜日は難易度がグッと上がるね。

 

(こいつがライバル。映像的には賑やかになるけど…、邪魔)

 

あと、視線で進行方向を決めるデュアルショックショック操作の場合、一つ大きな問題が生じてしまうのよ…

 

新聞を投げる際に自転車も曲がる。

 

これは一つ操作に2つの仕事を割当てているから当然なんだけど、自転車は直進したままポストに新聞を投げる事が不可能。左右にポストがある場合、コースの中心を走りたいのに、左右を向く度に自転車がグラグラ走行。この辺はどうにかして欲しかったね。

 

 

 

見出し小馴れた配達員

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プレイ開始時に感じたのは、高い難易度に対する苛立ったけど、2週目に入ってからかな? 少しずつコツを掴んできて、ある程度プレイ出来るようになってきた。

 

大切なのは新聞を投げる際の視線の高さだね。ポストが遠い場合は上を向く、近い場合は真っ直ぐ前を向く。これを意識するだけでだいぶスコアが違ってくる。

 

というか、このゲームはコースはもちろん、トラップの配置まで毎回一緒なのよ(笑) つまり、ずっと同じ事を繰り返し続けるだけ。何回もやってりゃ上手くなるのは当然だからね。

 

(徐々にスコアが上がってきた。配達する場所も拡大)

 

(ローポリなりに面白い画作りは出来ていると思う)

 

そんなこんなで、ダイナマイトを爆発させてビルを吹き飛ばしたり、犬に新聞を投げつけたり、余裕をもって遊べるようになってきた。

 

ただですね…

 

やっぱりミニゲームだよな~

 

VRソフトのクオリティーが上がっている今、この内容で長時間遊ばせるのはかなり難しいというのが本音。せめて沢山のステージが用意されていて、突然死するようなトラップが無ければ、もう少し楽しいゲームになったと思う。

 

(2週目からはライバルの数も増える。当然の如く猛攻撃を仕掛けてきます)

 

(女の子にベルを鳴らそうと近付くと、突如車が後ろから襲ってくる)

 

(Move使用時にはハンドルを自分で動かす。当然難易度は上がる)

 

 

 

見出し現時点での感想まとめ

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元々ハードルが下がっていたからね。「まぁ、こんなもんか」って感じ。

 

VR体験としてもゲームとしても真新しさも面白さも足りていない。評価出来るのはタイトルメニューの空間作りと、視界制限(黒枠)が存在しない事ぐらいかな…

 

まぁ、慣れれば多少遊べるんだけど、これを買うぐらいなら他のVRソフトを買った方が幸せになれるんじゃないかな~?

 

う~ん、この前の「アイランドタイムVR」もそうだったけど、映像で驚かす気が無くて、且つゲームとしての完成度が高いわけでもない。とりあえずMoveで身体を動かして操作しているからVRゲームだ!!みたいな作品が許される時期はもう終わっていると思う。

 

インディーメーカーにはVRの新たな可能性を切り開くような、野心的な作品を作って欲しいね。無難で低クオリティーなものが一番困る。

 

ちょっと厳しい言い方になってしまったけど、そんな感じです。人にはあまりお薦め出来ないかな~