北米ストアに新たに2本のソフトが追加されたね。一本は以前から楽しみにしていた「ディノフロンティア」、もう一本は「キャッスルストームVRエディション」っていうやつだね。

 

「ディノフロンティア」はこれから感想を書いていくんだけど、その前に「キャッスルストームVRエディション」についてもちょっとだけ書かせておくれ。

 

どうも「ピンボールFX」と同じ開発元が作ったストラテジー系のゲームみたいで、PVを見ると中々良さ気。

 

ただ、現状ソフトが増え過ぎて消化が追いついていないもんで、今買っても雑な遊び方になってしまいそうだから、ちょっと間を置いて購入する予定。

 

うん、それだけ。話を「ディノフロンティア」に戻しましょう。

 

 

「ディノフロンティア」はたしか「スタブラ」と同じイベントで発表された作品で、それからずっと期待していた一本なのよね。

 

開発元が「Wayward Sky」と一緒という事もあって映像的にも期待が持てそうだし、日本語に対応している可能性も高い。

 

そんなこんなで、先週ストアで予約して一昨日ダウンロード。そしてプレイ可能になった昨日、4時間ぐらい遊んできたから、その感想を書いていきたいんだけど…

 

最初に一つ言い訳をさせてくれ。

 

今回プレイに夢中になり過ぎちゃって、スクショの内容がいつも以上によろしくない。

 

だから、ソフト本来が持っているワクワク感が全然伝わらないと思うんだけど、実際はめちゃくちゃ可愛くて素敵な世界観だという事を書いておきたいね。

 

うん、そんな感じ。それじゃあいってみよ~

 

 

 

概要

 

購入先:北米ストア

ジャンル:恐竜町開拓シミュレーション(リアルタイムストラテジー)

言語:日本語字幕対応(部分的に字幕無し)

コントローラー:Moveのみ対応

視点:俯瞰視点

移動方式:Moveによる"手繰り寄せ移動"

 

 

 

--チュートリアル----------------------------

 

ゲームを起動すると、デカデカとタイトルが表示された後、カントリー調のBGMと共に闇夜で焚き火にあたるギター弾きが2人。画質は普通で、グラフィックはアニメ調のカワイイ感じ

 

因みに、デュアルショックだとこの先に進めなかった。Move専用ソフトだね。

 

(日本語字幕に対応しているね。後述するけど、まだ完全な字幕ではない)

 

(若干カメラが遠いかな? ゲーム中は調整可能だから大丈夫だよ)

 

タイトル画面はシンプルで、初回プレイ時に選択出来るのはニューゲームのみ。早速ゲームを開始すると、チュートリアルが始まる。

 

先ずはここでカメラの動かし方をレクチャーされるんだけど、この操作は「テザード」のカメラの動かし方(Move使用時)と一緒だね。Mボタンで世界を掴んで、手元に引く事で前進。逆で後退。角度を変える時にはハンドルを回す動き。マップを引っ張れば拡大や縮小も出来るね。

 

うん、始めは苦労する操作性かもしれないけど、慣れてしまえば問題なく出来るようになると思う。俺は「テザード」でずっとやってきたからすんなりと受け入れられた。

 

 

カメラを実際に動かして目の前に広がっている島に接近すると、倒れたトリケラトプスと開拓者がそこに。

 

するとゲーム側から、「開拓者をトリケラトプスのところに置いて、食材を採取しよう」という指示が出されるんだけど…

 

これがやっぱ面白いんだよなぁ~


(横たわるトリケラトプスの死体。開拓者をがせっせと解体してくれる)

 

(カワイイ骨付き肉を採取!!)

 

その後、壊れたワゴンを解体して素材(木)として回収したり、手に入れた素材を使って食料庫を建設したりと、次々に指示が出される。

 

"建設"をはじめとするアイコンは映像の左右にに表示されていて、それを掴む事でアイコンがパレットに変わる感じだね。操作は直感的だし、Moveの精度にも問題を感じない。この手のゲームでは珍しい事じゃないかな?

 

(パレット上に表示された建物を選んで地面に置くと…)

 

(食料庫が出来たよ!! ここで開拓者が食事を摂ったりする)

 

うん、この時点で一番似ているのはやっぱり「テザード」なんだけど、「テザード」が特定のポイントにピープスを紐付けした後、そこに到着するのを待つ必要があるのに対して、「ディノフロンティア」はプレイヤーが開拓者を直で運べるから楽ちん。

 

さらに言うのであれば、プレイヤーが自らの手で開拓者や建築物に触れる事が出来るという要素が、「テザード」では薄かった"世界を作っている感"をきちんと生み出している

 

 

 

--ついに来た!! 理想のストラテジーゲーム------------

 

うん、そんな感じでチュートリアルを終えるとマップが広がっていよいよ本格的にゲームが始まる。至る所で恐竜が歩き回っていて、映像的にも面白さが増してきたね。

 

ゲームの流れは基本的にチュートリアルと一緒で、資源や食料を採取して建造物を増やしていく感じなんだけど、開拓者はそれなりに優秀で、突拍子もない行動を起こしてストレスが溜まる事は無い。こちらが指示を出さなくても勝手に木を切って、パラメーターが減ったら回復施設に向かってくれる。

 

(本日の主役ディッキー氏。初の開拓者にして問題児)

 

(ある条件を満たすと町に新たな開拓者が。パラメーターがみんな違う)

 

(木槌で建物を叩いてバージョンアップ。こういう遊び心があるソフトは大好き)

 

うん、そんなこんなでしばらく色々な事を試しているんだけど、一つ問題が…

 

とにかく指示がうるさい。

 

こっちは自分だけの面白い町を作りたいのに、次から次へと課題が与えられて、自由度が低い。この手のゲームで行動に指示が付くのはかなり残念だな~

 

とは言え、少しずつ開拓者や建物も増えてきて、町が形を成してきたその時、"ならず者"と呼ばれる開拓を妨害する敵キャラクターが村に襲来。どうやらパラメーターで勝敗が決まる戦闘要素もあるみたい。

 

んで、慌ててディッキー氏を戦闘に向かわせようとするんだけど…

 

 

お前何で恐竜とタイマン勝負してんだよ!!

 

いや~、さっき上の方で開拓者のAIは優秀と書いたけれど、実はこのディッキー氏だけは例外。この後も次から次へと問題を起こすんですわ(笑)

 

とは言え、ならず者達の撃退はあっさり終了。その後町長レベルも上がって、新たな建物がアンロックされたり、開拓者の最大数もアップ。

 

うん、ここまでプレイしてみてわかったのは、「ディノフロンティア」はおそらくPSVRでは初となる

勝ち負けのないストラテジーゲームだという事だね。

 

「テザード」や「O!My Genesis」は油断しているとあっという間にゲームオーバーになるけれど、こっちはそれがない。俺がずっと望んでいたマッタリと箱庭世界を大きく出来るゲームで、めちゃくちゃ楽しい!!

 

(建物を破壊するならず者との銃撃戦。町を拡大して撮影すればよかったね)

 

 

 

--いよいよ恐竜のいる町に---------------------

 

しばらくすると、ゲーム側から「恐竜を捕まえてみよう」との指示が出る。たしかに町の外に恐竜はウロウロしていたんだけど、まだ仲間として一緒に行動はしていないね。という事で早速、指示に従って恐竜を捕まえに行く事に。

 

どうやら、"ルアー"と呼ばれるアイテムを所定の位置に置く事で恐竜がやって来て、それをやっつけて捕獲するというのが一連の流れみたい。

 

(パレットから捕獲する恐竜を選択。食料や素材も必要だね)

 

うん、これは楽しみだ。早速ルアーをセット。しばらく待つと、ガリミムスという恐竜が捕獲されるとも知らずにノコノコやってくる。

 

よしっ!! 捕まえるぞ!! 出陣!!

 

 

 

 

ここでの死は日常茶飯事です。

 

一人死にました。ディッキー氏は重症です。

 

という事で(苦笑)、恐竜の捕獲は一度諦めて、町を開拓させながらレベル上げをする事に。

 

途中食糧難に苦しめられるというハプニングはありつつも、建物をアップグレードさせて銃を強化したり、開拓者のレベルを上げて戦力を強化していく。

 

そしていよいよリベンジマッチ!!

 

(やったー!! ついに捕まえたよ~)

 

こうやって苦労しつつ、どうにか初めての恐竜が町に。

 

捕獲した恐竜は専用施設で手懐けた後、町で放し飼いにする事が可能で、食料となる卵を産んだり素材の収集を手助けしてくれたりと、ゲームを有利に進行するために役立つね。もちろん恐竜の背中に開拓者を乗せたり、ならず者達と戦う時の戦力にもなってくれる。

 

ただ、この時点で判明している問題もありまして…

 

現時点で6種類の恐竜を手懐けるところまでは進めたんだけど、町で飼える恐竜は一種につき一頭のみ。個人的に、たくさんの恐竜を集めて牧場みたいな町を作りたかったから、これはかなり残念だね。

 

ただ、今後エンドレスモードのような要素が現れる可能性もあるからね。まだ諦めるのは早い。

 

(まさかのディッキー氏を調教役に任命。どうなることやら)

 

(一緒にダンスを踊ってる!! 仲良くなれてよかった~)

 

(背中に乗る事も出来るよ!! スクショがショボくてわかりにくい)

 

(恐竜は手に乗せて観賞も出来る。どの子もカワイイ)

 

(みんなで新たな恐竜を捕獲しに向かうところ。恐竜は戦力としても強力)

 

(首長竜はもっと大きく作って欲しかったかな~、でもカワイイから許す)

 

うん、そんな感じで今回のプレイは終了。建物もたくさん作ったし、小さいトリケラトプスも手懐けた。町長レベルも8まで上がって町が活気付いてきたね。いい調子。

 

 

 

--その他要素と難点-------------------------

 

じゃあここからはまだ紹介していない「ディノフロンティア」の他の要素についてまとめていくよ。

 

先ずは世界全体についてだね。リアルタイムストラテジーという事もあって、朝昼夜という時間による背景の変化があるんだけど、個人的にはこのサイクルが速過ぎる気がするね。時間帯によって特に何かが起こるわけでもないし、いらないとは言わないけれど、もう少し上手に活かす方法があった気がするね。

 

あとは画面の拡大&縮小や移動についてだね。実は「ディノフロンティア」はTボタンとMボタンしか使わないゲームなんだけど、Moveには○×△□が付いているんだからこれを使って拡大縮小や移動が出来てもよかったかなと…

 

それと関連する話題で言うなら、ゲームとしてまともにプレイするためには画面を縮小しないといけないのもちょっと残念だね。今回のスクショにアップが少ないのも、それが原因。拡大した映像が町の内部に入ったみたいで面白いし、その画を使って遊べる要素があってもよかったかな。

 

(操作の事を考えると、このぐらいの倍率がプレイしやすい)

 

(だけど、アップの方が映像的には面白くなる。この辺は「テザード」の問題点でもあった)

 

建物に関しては、宿、訓練所、病院、食料庫といった、開拓者の生活に必要なもの以外に、別マップで植物の栽培が出来る別荘や、ならず者と戦いながら鉱石を採掘する鉱山が用意されている

 

これを通常の町と同じマップに配置してくれれば尚よかったんだけど、別マップに分けた事で

町では使えなかったアイテムや、ミニゲームが増えたみたいだし、これはこんなものとして受け止めているね。

 

(栽培が可能なエリアは別マップに存在している。当然ロードに時間が掛かる)

 

(じょうろで水やり。町でも水をやって資源を育てる要素はあるね)

 

(時間が経つと収穫が可能。本当は町でこれが出来ればよかったんだけどね)

 

(鉱山での防衛ゲーム。襲ってくるならず者をトラップを使って退治する)

 

開拓者の状態異常を現すパラメーターは4つあって、体力と空腹度とストレスと睡眠なんだけど…

 

さっき上で書いた恐竜との初戦での死亡以外は、開拓者に状態異常は起きていないね。そういう意味でもゲームとしての難易度はめちゃくちゃ低いと思う。

 

 

あと、これはどうしても書いておかないといけない。

 

実を言うと、プレイからわずか4時間の現時点で、既にゲームの終わりが見えている(笑)

 

もう半分以上の恐竜の捕獲は終わっているし、建物のアップデートも8割ぐらいは済んでいる。開拓者達のレベルも上がって、資源は溜まる一方。ぶっちゃけミッションをクリアするだけならあと2時間もあれば出来そうなのよね…

 

トロフィーの獲得率を見ても、配信から一日しか経っていない一昨日の時点で、最後の恐竜の捕獲を済ませている人が25%近くいるし、プラチナを獲得している人もそれなりに。

 

ん~、この手のゲームは延々と町を拡張し続けるところに面白さがあると思うから、ミッションを一通りクリアしたらゲームクリアとなるとさすがに淋しいかな…

 

 

 

--現時点での感想まとめ-----------------------

 

ゲーム性は文句なし!! プレイしていてめちゃくちゃ楽しい。ただその一方で、町開拓ゲームとしてボリュームや自由度が低いのが残念で仕方がない

 

俺的にずっと待ち望んでいたタイプのゲームだからね。贅沢かもしれないけれど、必然的に要望が多くなっちゃうのよ。

 

そうね~、これをベースに更に遊べる一本にしてくれれば間違いなく星5になっていたはずなんだけど、現時点では星4止まりかな~

 

ただ、ボリュームに関してはまだ何とも言えないし、仮にあと2時間で全クリだとしても、この数時間を楽しめたという事実には変わりないからね。

 

とにかく、ラストまでプレイしたらまた感想を書いていくよ。

 

日本語にも対応しているし、内容もいい。もし、日本ストアに並んだら、是非プレイして欲しいな~。短い体験だとしても損はしないはず。

 

という事でお薦めです!! そして、昨日この日記を上げられなくてスマソ。