いま、ここに、いきる、おと -30ページ目
なぜこうなるのか
どうしてこうならなくてはいけないのか
どうしてこうではないのか
怒りとは
足元から湧き上がり
腹の底で力強くうねりゆくエネルギー
現状を変えてゆく
変化を起こし覆す
地中を掘り起こして
あるべき姿に変えてゆくような
龍神のエネルギー
炎が燃え立つような
血が煮えるような赤を纏い
吼えろ
睨め
爪を立て
我が全存在をかけて
己の真実を叫べ
嵐と共に
雷と共に
お前の怒りを叫べ
わたしたちは
この地球に生まれ
生きているすべての瞬間
髪の毛一本一本から
爪の先まで
愛されている
目には見えないあまたの存在に
どうしようもなく
愛されている
やることをやっていない私も
美しくない私も
私が許せない私すらも
どんなに苦しい瞬間でも
いつもいつも
愛されてしまっている
そこに開かれたとき
受け入れたとき
細胞の隅々まで喜びがみなぎり
輝いてゆくのがわかる
それは結婚式を迎えた花嫁のように
体いっぱいで愛を受けとるから
それを無条件に許せる日だから
花嫁は光のように輝いている
私を愛せていなかったのは私
一瞬一瞬すぐに否定して
閉ざしてしまうパターン
わたしは
愛することを学ぶために
生まれてきたと思ってきたけれど
愛されることを受け入れるために
それを学ぶために
生まれてきたのでもある
愛されている
そのことを、思い出すために…
夢を見た
西の方の
みよし川 というところ
そこでは人が亡くなると
キャンドルの火を灯し
和紙を上にのせて川に流す
その火は遠くからも日々流れてきていて
いくつもの火が次々と
川を照らしながら
ゆっくりと流れてゆく
そしてその火をただずっと見守る人を
おくりびと
と呼んでいた
見守る人
私たちには見ていてくれる人が必要
生まれたときも
初めて歩いたときも
泣いていたときも
笑ったときも
愛を誓ったときも
何かを表現するときも
おそれに向き合うときも
病や苦しみに耐えるときも
肉体を離れ
旅立ってゆくときも
誰かに
そして見えない存在に
見守られていること
その中で
その愛の中で
私たちはいつも生きている
ただそれだけで
私たちは 生きてゆける
見守ること
見守られていること

