実家で荷物を漁って、
掘り出された日記たち。
私の名前を決めるときのノート。
お母さんがつけていた育児日記。
小~中学校のときの日記。
高校や大学卒業のときの友達からの色紙。
会社の先輩たちからのメッセージ、手紙。
「今」しか見えてない私は
自分のうすっぺらさに
ごちゃごちゃさに
嫌になることばかりだけど、
ずいぶん、遠くまで来たもんだ…。
特に中学生のときの日記は
自分が嫌いで
周りも嫌いで、
どこにも行けない
ここにもいたくない
そんな息苦しさに溢れてた。
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「自分を好きになれないと、
人も好きになれない。
でも、誰かに好きって言われて初めて
自分を好きになれる気がする。
許される気がする。
じゃあ、人に好かれるように生きればいいの?
いつもそれを考えてるの?
それはあたしなの?
そんなあたしを、あたしは好きになれるの?
じゃあ、自分らしく生きればいいの?
自分らしく生きて、そんなあたしを好きと言ってくれる人を探すの?
そんな人いるの?
あたしはどうしたいの?
一人はイヤなの。
誰かあたしのそばにいて。
あたしを見て。
ここにあたしはいるの。
叫んでるの。
「さびしいよ」
いつからこんなに弱くなったの?
これがホントのあたし?
ほら
ますますキライになった。
もう、疲れたよ。」
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どん底みたいな、
ぐるぐるのスパイラル苦笑
ずいぶん遠くまで来たけど、
読んでたら、すぐまたそこに触れられた。
私の中にある、懐かしい場所。
どんよりした、灰色の世界。
そこから、私は何年もかけて
たくさんの美しい景色を見て、
たくさんのあたたかさに触れて、
この世界の彩りを知るわけなんだけど。
でも、確かに言いたいのは、
いつだって、あの灰色の日々にだって、
私の目の前には誰かがいて
そばにいてくれてた。
「嫌われてる」と思ってた相手の中に
流れていた色々な想いを私は知らない。
私はその人と向き合って、
本当に出逢うのがこわかっただけ…。
素直になるのが、
こわくて仕方がなかっただけ…。
あのとき、もっと素直になれてたら。
あなたと、もっと繋がれてたのかな。
世界の豊かさを知れたのかな。
自分のことも、許せたのかな。
でも、
ここまで来るのに、
15年かかった。
灰色でどんよりしてひねくれた、
重たい私の質も
今はちょっと面白いと思える。
素直じゃないよね。
こわがりだよね。
今も少しね。
だから、その暗さも、
そこから出たときの光の眩しさも、
鮮明に、覚えてたい。
それもまた、私を彩る、
ひとつの色なのか。